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文教堂 仕手株の優待取り

8/27、文教堂を 75円で 100株買付けました。
文教堂は筋金入りの仕手株です。
再戦の機会を待っていましたが、折角なので8月優待取りから再開します。

文教堂 10年チャート ↓ クリックで拡大

2014年から2020年まで7年間、2018年を例外に株価倍増の仕手戦が毎年の恒例行事として開催されました。
その恒例行事については過去に繰り返し書いた内容なので省略します。
2014年の仕手戦再開催より前、2011年から2014年の仕手戦再開の直前まで、MSCBによる底値相場でした。
現在は事業再生ADRによる底値相場になっていますが、4年続いたMSCBによる底値相場より短期間で終わると見立てます。
再戦の機会を待っていましたが、底値が 73円と見えたので、2円奮発して今回から株主優待を頂くことにしました。

事業再生ADR
文教堂の事業再生ADRに用いられた手法は、価格修正条項付優先株式です。
かつて多くの日本株を低迷させた転換価格修正条項付転換社債(MACB)と、根拠法が異なるだけで効果は同じです。
優先株式を保有する株主は、いくらでも安く普通株式を売却できます。
現状では、優先株主は普通株式を売却した日のうちに74円で優先株を普通株式に転換して補充できます。優先株主は、普通株式を売却した後に、確実に売値より安く普通株式を補充できるのですから、羨ましい限りです。
いくらでもディスカウント価格の普通株式が湧いてくる仕組みなので、発行済み株式数は次のように大変なことになっています。
2020年8月末 14,004,715株
2021年5月末 38,615,465株
上のチャートを見ると、出来高から価格修正条項付優先株式からの普通株式の湧き具合を粗々観測できますが、転換価格修正条項付転換社債の時と比べて速く処理が進んでいると見立てます。

底値 73円
文教堂の事業再生ADRの底値は、上場来安値の 73円と観測されます。
価格修正条項付優先株式の仕組みでは、優先株主は普通株式を株価 2円まで叩き売っても利益が出ます。しかし、実際に株価 2円まで叩き売ると保有株式に減損が発生するため、叩き売るにも自ずと均衡点が生まれます。
その均衡点は優先株主の都合なので、優先株主の懐を除けない以上はチャートから観測するしかありません。

株主優待
100株では 5%引きの株主優待カードです。
たった 7,500円の投資で半年間 5%引きならまずまずです。
一昨年までは、株主優待は現金決済を条件としていましたが、決済条件が緩和されて使いやすくなりました。優待改善は、せめてもの株価対策なのでしょう。

文教堂 平岸店 ↓ クリックで拡大

2015年春の写真ですが、現在も全く変わっていません。
近所に文教堂があるので投資しています。逆に、この店が閉店すれば無条件に投資撤退します。
事業再生計画で、すすきの店、札幌店を閉店したのに、平岸店が残っているのは幸いです。

投資方針
文教堂の事業再生ADRに用いられている価格修正条項付優先株式は、1年と待たずに枯渇すると見立てます。
早ければ、今年の10月から仕手戦が再開されると期待しています。
おそらく、来年の夏以降には仕手戦が再開されると見立てます。
仕手戦が再開されれば、買値の倍 150円で売却します。
その前に、近所の平岸店が閉店すれば、無条件に投資撤退します。
本気で仕手戦で稼ぐ気は無いので、投資額は抑えて、知的遊戯として楽しみます。

保有銘柄の状況2021.8.27 ↓ クリックで拡大


文教堂は、株主優待目的で保有します。
そのために、2円奮発して優待取りしました。
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