振り向くと、蜂がホバリングしているではないか。
あまり毒々しくはないが、攻撃性のある蜂はあまりいないとのことで、
恐らくはスズメバチの仲間かと思われる。
オイラの右肩は、モデルナアームのように腫れた。
すると今度は2日前に、
やはり庭仕事をしていると、今度は右手中指の第二関節に激痛が。
振り向くと、またもや蜂がホバリングしている。
全開刺されたのと同じヤツで、場所も一緒だ。
きっと近くに巣があるに違いない。
探してみると、なんと、エアコンの室外機の中に、
直径15ｃｍくらいの円盤形をした巣があるではないか。
すっかり頭に血がのぼったオイラは、家の玄関に置いてある、
蜂専用のスプレーをやわら持ち出し、
その巣と周辺に飛んでいる蜂に向かってノズルを引いた。
「フマキラー、ハチ・アブ ダブルジェット」
蜂直撃7メートルとある。
激しいジェット音とともに、液剤が発射される。
なんだかマシンガンでも撃っているようで気持ちがイイ。
その液剤に触れた蜂が、ほんの1～2秒でバタバタと落下していく。
室内機の中にも発射して、どーやら全滅したようだ。
と思って家に入ると、その夜、再度蜂が襲ってきた。
いつの間にか、生き残りがオイラと一緒に潜伏していたようだ。
まるで映画の007のような展開だが、やはり先ほどのスプレーで昇天させてやった。
＊
翌日、気がつくと右手が野球のグラブのように大きくなっている。
幸い、アナフィラキシーショックは出なかった。
市販のアレルギー止めを内服していたが、右手が痛痒くって仕方がない。
湿布薬を貼って、1日凌ぐと、峠を越したようで、しかし右手はまだ大きい。
職場で蜂専用スプレーを探すと、フマキラーのはなくなっており、
「アース ハチアブスーパージェット」というのがあったので、買う。
今度のは、無風時最大11メートルとなっている。
発射するのが楽しみだ。
＊
結局のところ、コロナワクチンを2回打つのを止めたところ、
スズメバチの仲間に2回刺されたということになった。
流行している蚊のように、日本脳炎みたいのが蜂の針にいないことを祈る。
