まはいさんのブログ
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三菱UFJFG 株主総会 強さと弱さ
6/29 三菱UFJフィナンシャル・グループの株主総会を視聴しました。
環境団体が嚙みついていました。
そこは流石のメガバンク、環境信者を見事に往なしました。
業種別貸出金残高 ↓ クリックで拡大
6/27に最大地銀の横浜銀行と、地元の北洋銀行、北海道銀行を比較しました。
それと比べるのは地銀に酷ですが、三菱UFJフィナンシャル・グループは素晴らしいです。
製造業
製造業への貸出です。
事業者ローンで断トツに製造業への貸出が多い銀行は、三菱UFJフィナンシャル・グループだけです。
他のメガバンクも、大手地方銀行も、不動産業への貸出が主力です。
メガバンク再編で旧東海銀行争奪戦を勝ち抜いたことにより、三菱UFJフィナンシャル・グループが我が国で一人勝ちになりました。
もともと三菱グループ内で製造業への融資が多かったことに加えて、東海銀行からトヨタ自動車とその系列を獲りました。
情報通信業
情報通信業への融資は貸倒リスクが高いですが、金利が極めて高いです。加えて、資金需要が継続的に大きく増加している業界です。
そのため、国外の銀行に目を向けると、貸出先の断トツ首位は情報通信業です。
ところが、国内では三菱UFJフィナンシャル・グループがこれでも際立っているくらいで、国内の銀行は情報通信業への貸出に極めて消極的です。
国内の銀行が情報通信業に貸し渋っている間に、ソフトバンクグループを筆頭に、自ら直接金融で資金調達したり、海外でシンジゲート組成できる情報通信業者が国内で台頭してしまいました。
JPMorgan Chase 三菱UFJFG 10年比較チャート ↓ クリックで拡大
私は、情報通信業への融資取組が勝敗を決める最大要因だったと考えています。
投資方針
国内のメガバンクから地銀まで、不動産融資の一本足打法です。下位の地銀はそれすら出来ませんが。。
そんな中で、三菱UFJフィナンシャル・グループは製造業への貸出という国内唯一の強みを持っています。
ただ残念なことに、世界の潮流である情報通信業への貸出には消極的なようです。これは、見方によっては堅実とも言えるでしょう。
三菱UFJフィナンシャル・グループは、国内で唯一無二の貸出地盤を持っていると高く評価します。
その一方で、成長分野である情報通信業への貸出で致命的に出遅れてしまい、高い成長は見込めないと考えます。
とは言え、安定性は他行より段違いに高く、配当も十分なので、配当目的で継続保有します。
保有銘柄の分類2021.6.29 ↓ クリックで拡大
三菱UFJフィナンシャル・グループは、アベノミクス初期に持株の大半を利益確定して、資金回収済みです。
そのため、もう少し多めに保有しても問題ないのですが、値騰がりを期待できない銘柄にはなかなか手が出ません。
金融セクターの代表として三菱UFJを持っていますが、時流に合わないためか株価の動きは悪いですね。
それほど業績が悪いわけでもなく、配当も継続的に増やしており、これほど下値に放置される理由もないと思うのですが、値上がりする気配が感じられません。
インフレの兆候とか、金利上昇の気配とか、金融セクターにポジティブな変化の兆しがあれば動き出すのかもしれませんが今のところ期待薄です。
金融セクターを持たないという選択肢はないので、高配当優良株として当面持ち続けるつもりです。ただ利確ができないこの銘柄のために私の投資利回りがやや押し下げられているのは事実です。
UFJは見た目はすごくいい。
ただ、外国に子会社を持って、米国の銀行としてもベスト10以上
増資して債権を発行、株価はダダ下がり。
自分も買ってしまったので、金利上昇時にうまい具合に売り抜けたけど、
社債を発行されると下がるのは絶対手を出したらあかん。
20年間見たら、ここは絶対あかん。
つぶれそうにないけど、身軽ではない。
配当金は年間28万円程度です。
売るチャンスがなくて持株が減らない証拠ですから褒められたものではありません。