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「振り分け線」で昨日の下げをほぼ帳消し

昨日の米国株式相場は大幅反発した(DJIA +586.89 @33,876.97, NASDAQ +111.10 @14,141.48)。ドル円為替レートは110円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げた。東証1部では、上昇銘柄数が2,107に対して、下落銘柄数は69となった。騰落レシオは97.89%。東証1部の売買代金は2兆7728億円。

TOPIX +60 @1,960
日経平均 +873円 @28,884円

米国株が大幅に反発したことを好感して、日本株は昨日急落した反動で今日は大きく反発した。日経平均の上げ幅は2020年6月16日の1,051円以来の大きさとなった。日経平均採用銘柄の225銘柄はすべて上昇し、東証1部の9割超が上げる全面高となった。先週金曜日の米国株式相場は利上げ観測に一時的に過剰反応した後、少し冷静になったようである。日経平均は大きく反発はしたが、昨日の下げ幅である953円は完全には取り返せなかった。日本時間で明日未明に予定されているパウエルFRB議長の議会証言次第ではまた神経質に揺れるかもしれない。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日の長大陰線のほぼ最高値辺りで寄り付いてから陽線で高値を切り上げる「振り分け線」となった。昨日の下方向のベクトルをほぼすべて打ち消し、1日で25日移動平均線を回復した。ただ、米国の利上げ動向次第で振り回される相場は続きそうだ。

33業種すべてが上昇した。上昇率トップ5は、海運(1位)、倉庫・運輸(2位)、ゴム製品(3位)、建設(4位)、不動産(5位)となった。

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