2007年にドトールコーヒーと日本レストランシステムが統合して以来、最終赤字は初めてで、新型コロナウイルスの感染が広がり客足が落ち込んでいるようです。
それぞれ17円ずつを計画していた3~8月期末配当と期末配当の予想は取り下げたそうです。
売上高は前期比20%減の1050億円、営業損益は1億9300万円の赤字(前期は102億円の黒字)を見込むそうです。
既存店売上高はドトールで20%減、日本レストランで19%減になると想定していますが、緊急事態宣言が再度出される事態などは想定していないとのことです。
同社の店舗の多くは都市の繁華街にあり、外出自粛の動きが続いて客足の回復が遅いようで、4月のドトールの既存店売上高は1年前より64%減り、6月も33%減ったままのようです。
あわせて発表した2020年3~5月期決算は、売上高が前年同期比43%減の189億円、最終損益は45億円の赤字(前年同期は18億円の黒字)だったそうです。
4~5月は政府の緊急事態宣言が出た際に、直営店を原則休業し、臨時休業の損失として18億円を特別損失に計上したそうです。
貸借対照表上の現預金も2月末から92億円減って、5月末に280億円となったそうです。
客商売をしている企業は、なかなか来店者が戻ってこないケースが多いようですね。
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