いつ収束するかわからないコロナウィルス。
非常事態宣言は5月末まで延長。
私たちの日常は、非日常にとって代わられつつある。
こんな時、私たちはどの様な心構えているべきだろうか。
参考になりそうな話があるので、ここで紹介しよう。
ある軍の部隊が敵に捕まり、捕虜になった。
監禁され、常に見張られる毎日。敵兵からの厳しい対応。
拷問まであったかは分からないが、今の外出自粛令よりも過酷な状況であることは間違いない。
そんな中、捕虜の隊長は生き残る為に部下に何を命じたのか?
答えは、「今日、生き残ることを目標にせよ。」
この命令の意味が分からない方も多いと思うので、少し補足。
たとえば、『あと1ヶ月したら、解放されるかもしれない』と思ってすごした場合。
今に置き換えるなら、『5月末にコロナは終息し、日常に戻れるかもしれない』と思ってすごしたとき、その5月末を過ぎても収束せず、さらに自粛期限が延長されたならどうだろう?
かなりウンザリし、精神的な疲労も大きくなりそうだ。
実際に捕虜の中では、『クリスマスになれば解放されるかもしれない』、『春が来たら改善するかもしれない』と時期を区切って根拠のない希望を持っていた兵は、その時期を超えると(解放されないことに)絶望し、精神的にやられてしまったそうだ。
実際にうつ病患者は、普通の人と比べると将来のことを気にしすぎる(先のことにとらわれすぎる)という傾向があるらしい。
今日生き残ること、つまり今を生きること。
この先のことなんて、どうなるかは分からない。
なにせ天気予報だって、明日明後日のことでも外れているのだ。(降水確率低いから洗濯したのに、雨降ったじゃねーか!)
コロナがどうなるかなて、わかりゃしない。(レムデシビルが効果があって、早く認可されると良いとは思うけどね!)
だからこそ余計なことを考えず、今を生きるのだ。
明日以降のことは、今日が終わり、眠りについて、明日になったら考える。明日は明日の風が吹く、そのぐらいの気持ちでも良いのではなかろうか。