日本国財政危機 外債投資を再開

[まはいさん]

新年交礼会での北海道財務局長の講演を聞いて、いったん引揚げた外債投資を再開します。

国家債務残高ＧＤＰ比率　↓ クリックで拡大

増え続ける日本国債残高ですが、ＧＤＰ比率だけは安倍政権下で安定しています。逆に、ＧＤＰ比率を除けば日本国債の指標は全て崩壊しています。
北海道財務局長の弁によれば、ＧＤＰ比率が安定を失えば、国債発行の指針となる指標は全て無くなるそうです。
日本が景気後退局面に入れば、最後の安定指標である国会債務残高ＧＤＰ比率は安定を失います。
遠からず、日本国債は全ての指標を振り切って暴走を開始すると思われます。

日本国財政破綻
個人的には、外貨準備率と家計貯蓄、加えて企業内部留保を担保に、日本国が財政破綻する可能性は原理的に無いと考えています。
とは言え、安定指標を失った日本国債が市場で乱高下する程度の危機は近付いていると見立てます。
可能性が高いとは思いませんが、ソブリン市場が日本国債を原因として荒れた場合に備えて、外債を持っておくことにします。

資産配分の状況2019.1.10　↓ クリックで拡大

外債を少しずつ買付けますが、どの程度の速度感で、どの程度の比率にするか、まだ決めかねています。
取り敢えず、月次で少額の買付けを開始します。

[カモ投資家さん]

外債ですか・・・。為替リスクがありますよね。

ユーロ、米国、新興国？難しいですね・・・。

あ！！私、投資信託と勘違いしていたかも！！

外国債券を買ったことがありませんでした。

[まはいさん]

カモ投資家 さん　いつもコメントありがとうございます。

具体的には、外債の現物ではなく外債インデックスファンド（為替ヘッジ無し）を少しずつ買い進める予定です。

為替リスクを国外株式だけでなく、外債でも乗せようとしています。

日本国の財政破綻までは考えていませんが、遠からず新発国債の未消化があると思います。市場では供給過剰の日本国債ですが、日本銀行が上限無しに購入するので新発発行出来ている末期状態です。

日本国債の新発未消化でソブリン市場が揺れれば、短期的に大きく円安に動きます。

その可能性は低いと思っていますが、いちおう手を打っておくことにしました。