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精神科領域の近藤誠

この著者が執筆を始めてから、もうかれこれ10年以上たっているようだ。
どうして今まで、この著者のことを知らなかったのだろうかと思う。

著者は元々内科医なのだが、紆余曲折あって精神科領域の患者たちに触れるようになり、今では精神科領域の断薬を主軸とした「TokyoDDClinic院長」と「NPO法人薬害研究センター理事長」をつとめるとなっている。

★「精神科は今日も、やりたい放題」
  内海聡著 PHP文庫 2018.8.15.第1刷第1版 2019.9.5.第1刷第9版

タイトルのとおり、現状の精神科に対して問題提起や糾弾している書籍。
驚いたことに、米国にて精神科の診断基準策定に当たっていた精神科医師が何人も、現在は精神科の告発に至っているとも書いている。

オイラは直近で、「双極性障害」加藤忠史著、「夜しか開かない精神科診療所」片上徹也著を読んできた。どちらの書籍も有益でオモロイし、真実と感じたわけだけど、内海聡の書いた今回の書籍も、精神科の違った角度からみた真実の一面を描いたものとして読んだ。

結局、もしかすると、ここに揚げたたったの三冊だけでも通しで読んでみると、精神科の現状が読者の前に立ち上がってくると言い切ってもイイのかもしれない。

    *

ただし、内海医師の書いた部分、P.182の5行目で「脳は糖質しかエネルギーとして利用できない」と書いてあるが、糖質制限の専門家が書いた書籍では、このことは否定されている。

しかしながら、内科医である内海医師は、精神科の薬剤がおおむね糖の代謝に影響を与え肥満や糖尿病のリスクを上げている点や、精神科の診断基準が主観にしか過ぎず検査など含めてまったく科学的でない点、精神科の薬剤を長年服薬することによる、米国で発表されたという「脳の萎縮」問題が薬剤性による非可逆的な統合失調症を惹起している可能性について述べており、上で挙げた一カ所だけは容認できないけれども、他の箇所については、読んでいるものはただただ圧倒されるしかない内容になっている。

安易に精神科を受診しては、イケない。



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