京セラが米部品子会社を1000億円で完全子会社化へ

[TAROSSAさん]

京セラは、米国で電子部品の製造、販売などを手掛ける子会社のAVXに対し完全子会社化を提案したと発表したそうです。京セラはAVX株を約72%保有しており、追加の出資額は約1000億円を見込んでいるそうです。

完全子会社化の完了時期などは未定で、完全子会社とすることで需要が高まる電子部品分野での競争力を高める狙いがあるようです。

AVXは電気を一時的にためるコンデンサーや車載向けのセンサー、コネクターなどの電子部品を主に北米や欧州向けに製造、販売しており、2019年3月期の売上高は約2000億円だそうです。

京セラは1990年にAVXを完全子会社化していましたが、その後、株式の譲渡などで出資比率を約72%まで下げたそうです。

電子部品は今後、次世代通信規格「5G」のサービス開始や、自動ブレーキなど先進運転支援システム（ADAS）の自動車への搭載が本格化するなかで高まるとみられているようです。

京セラはAVXを完全子会社化することでこうした需要や新技術の開発に迅速に対応する狙いがあるようです。

子会社化してちゃんと相乗効果がでるといいですね。

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