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東証1部上場企業の約4分の1が通期経常利益予想を下方修正
SMBC日興証券の集計によると、11月8日までに2019年第2・四半期(4─9月)決算を発表した東証1部企業(金融除く)の経常利益は前年同期比9.9%減となったそうです。
米中貿易摩擦に伴う世界経済減速を受け、製造業が同18.9%減と急激に悪化したことが影響したようです。
通期見通しについても全体の約4分の1の企業が経常利益予想を下方修正するなど保守的な姿勢が目立つようです。
8日時点で全体(金融除く)の80.7%となる1087社が発表を終了し、このうち2020年3月期通期の経常利益予想を268社が下方修正したそうです。
内訳は製造業が207社、非製造業が61社。製造業が下方修正銘柄の7割超を占めたそうです。
SMBC日興証券のチーフクオンツアナリスト、伊藤桂一氏は「米中貿易摩擦を受け、上期は想定以上に厳しかった。特に輸出系製造業への影響が大きかった」と指摘し、その上で、業績見通しについても「米中貿易摩擦は緩和ムードになりつつあるが、確約できるわけではないため、数字に織り込まれていない。業績予想はやや保守的と捉えることができる」との見方を示したそうです。
2020年3月期通期の経常利益予想は前年比1.0%減で、このうち製造業が12.1%減、非製造業が11.7%増となっており、製造業の減少を非製造業がカバーする構図がみられたようです。
全体(金融除く)のうち、上方修正したのは130社で、内訳は製造業が60社、非製造業が70社だったそうです。
米中貿易摩擦の影響はそんなに大きかったんですね。
保守的な企業の見極めができれば、株の取り引きもうまくいくかもしれませんね。(私にはできませんが...)
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