双極性障害と炭酸リチウムによる甲状腺機能低下症

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双極性障害と炭酸リチウムによる甲状腺機能低下症

双極性障害という病名は、直に双極症という名前に変わるのだという。むかしは躁鬱病と呼ばれていた。

躁病とうつ病を交互に引き起こすこの病気は、しかし、なかなか診断を確定させるのがやっかいなのだという。社会生活を脅かすような躁病エピソードのあるものが Ⅰ型、すこしだけ躁病なのが Ⅱ型と分類されるという。また、そのほとんどはうつ病の期間の方が長く、しばしば初診でうつ病と診断されるのだが、直に躁病があらわれて双極性障害と診断されることが多いそうだ。

その際に、気分安定薬として炭酸リチウムが投薬されることが多いが、有効血中濃度域が狭いため、薬物血中濃度測定を定期的に行わないといけない。それに加えて甲状腺機能低下症を引き起こしやすい薬剤なので、甲状腺機能検査がかかせないという。・・・・・・①

★「双極性障害 第2版 ~双極症Ⅰ型・Ⅱ型への対処と治療~」
  加藤忠史著 ちくま新書 2019.6.10.第1刷

①の部分で甲状腺機能検査の部分がひっかかっている。
炭酸リチウムを投薬しているから甲状腺機能検査が必要なのではなく、
精神疾患が元々、甲状腺機能低下症によって引き起こされている可能性があるのだから、少なくとも精神科初診の際には、すべての患者に甲状腺機能検査を義務づけないとイケないと考える。

他界したオリバー・サックスの実兄マイケルは、医者である実の父親に統合失調症と誤診され一生を棒に振った。実は甲状腺機能低下症と鉄欠乏性貧血だったのだと、オリバーは自伝で書いていた。実にバカバカしい悲劇だ。

ホントウは、すべての患者に、いや健康診断時のルーティン検査として健常者にも、甲状腺機能検査をするべきだと思う。けれどもそうすると費用面から、厚労省などは認めないだろうから、せめて精神科初診の際だけでも、甲状腺機能検査を義務づけるべきだと思う。

或いは、賢い人ならば、たとえわずかな実費がかかろうとも甲状腺機能検査をして欲しいと自ら申し出るべきだ。これがないと誤診の恐れが暴増してしまうからだ。逆にいうと、たとえば内科医の方から甲状腺機能検査をしておきましょうと言うような医師は、それがないと誤診の恐れが爆増すると心得ている医師なので、それだけでもう、その医師の信頼度は抜群になるのだ。

スナックカスタムのママの主治医は、そのパターンだと聴いた。
絶対にその医師を手放してはいけないと、オイラは強調した。










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