『新エッセー・岡部塾』第一期記念文集

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『新エッセー・岡部塾』第一期記念文集

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 今日は4月から受講していた「新エッセー・岡部塾」第一期の最終日だった。生徒はこの半年間に五つのエッセーを書いて、先生の懇切丁寧な指導を受けるとともに、生徒相互の合評をやりながら、文章を書く難しさと面白さとを味わってきた。そして、五つの作品の中から、それぞれ一作を選んで手作りの記念文集『エッセーの丘から』を作った。翔年にとっては、中学校でガリ版の文集を作って以来のことだから、五十数年振りということになる。



 表紙、裏表紙と「はじめに」は先生が書いてくださったので、文集らしく仕上がった。それぞれの想いが詰まったエッセーのタイトルはこんなものが並んでいる。(※同じイニシャルが三つありますが全て別人です)

1 断食の向こうに Sさん
2 彼女と私  K.Y.さん
3 お城の桜  Uさん
4 私の名前は千尋、ちーちゃんです  Yさん
5 母が……  Hさん
6 スローライフ  O.T.さん
7 2008夏・四国の旅  Mさん
8 左千雄  K.Y.さん 
9 萌えいづる春  O.Y.さん
10 戦中戦後のあれこれ  K.Y.さん
11 親子電話ナビ  翔年



 翔年は自分の書いた五作品「手談の喜び」、「エッセー妄想」、「親子電話ナビ」、「秀処(ホト)と美処(ミト)」と「湯川先生と漱石の接近遭遇」の中からどれを選ぼうか迷った。
 岡部塾の指導方針は、読者を一般の新聞投稿を読む人、中学生レベル以上と想定している。これをあまり前面に出されると書きたいものが書けなくなる。翔年はそういう制約は一切考慮せず、書きたいと思ったものを書きたいように楽しく書いてきた。振り返って5作品を見ると「親子電話ナビ」が誰にでも分かる話なので、これに決めた。



 塾の指導では女性が多いせいもあるのだろうか、「共感を呼ぶ」書き方が強調されている。即ち

たのしみはそぞろ読みゆく書(フミ)の中に我とひとしき人を見しとき    橘曙覧

と言うわけだ。これは読んでいて心地よいし、これに文句をつける人はいない。翔年はちょっと物足りなさを感じるときもある。


 それで翔年はもう一つの歓びの方を重視したいと思って書いている。例えば

たのしみは物識り人に希にあひて古しへ今を語りあふとき    橘曙覧

 これはどうだろうか? 翔年が読書に求めているものはこれだが、知識欲のない人はいないのだから、世の中の人たちもこのようなことを求めていると信じている。知識欲に男も女も関係ない。
 更に、もう少し上には、エッセイストの主張が、反対者の意見をキチンと評価した上で、理路整然と述べられていたらどうであろうか? 翔年はたとえエッセイストの主張に賛同できない場合であっても、何がしかの得るものがあったあり、示唆するところがあればあるほど、その文章に大いなる価値を認めたいと思う。


 実社会は大変難しい問題が満ち満ちている。例えば世界平和、テロとの戦い、地球環境問題、国際貢献の方法、原子力発電の安全性などなど。多くのエッセイストがそういう問題に対して、読者が減るとか、難しい議論はエッセーになじまないなどと思わずに、書きまくってくれる事を期待している。
 主張にコストのかからないBlogは、そういうことにチャレンジするのに最適のツールだと思う。世界中のBloggerに期待ししょう。


添削指導例



 最後になりましたが、全ての作品のこのような懇切丁寧な添削指導をして下さった岡部先生に
「ありがとうございました。第二期もよろしくお願いします」と心から申し上げたい。

読者のみなさまへ
 『新エッセー岡部塾』第二期は10月14日から始まります。詳しくはこちらをどうぞ。
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