ソフトバンクグループ 投資終了と振り返り

[まはいさん]

ソフトバンクグループへの投資を終了することにしましたので振り返ります。
保有株は残り500株ですが、これは売却せずに戦利品としてとっておきます。

ソフトバンクグループ　投資期間チャート　↓ クリックで拡大

ソフトバンクグループへの投資は2002年8月14日からです。
当時のソフトバンクグループは、街角でYahoo!BBモデムを無料配布しており、加えてYahoo!BB通信料金も無料としており、巨額の純損失を計上していました。
翌2003年からYahoo!BBの無料期間を終了すると発表したのを受けて投資開始しました。
それから１６年も投資を続けていますが、リーマン・ショックの時ですら当初買付額を下回らなかったことが投資継続するうえで大きかったです。
チャートを見ると、リーマン・ショック以来めっきり出来高が減っています。それ以前は個人投資家のほとんどがソフトバンクに手を出していて賑やかだったのですが、急速に個人投資家が離れました。私は随分と居残りしてしまいました。

投資の限界
長らくソフトバンクグループを見続けてきましたが、ここ数年の孫社長の発言は明らかに過去を捻じ曲げています。
昨日今日の投資家に孫社長の発言矛盾は解らないと思いますし、孫社長を誹謗中傷したくもないので具体的なことは伏せておきます。
ソフトバンクグループはイノベーターでもパイオニアでもありません。
後発参入企業として、身の丈を超えた資金と、常識を外れた発想で、口車に乗せられた企業の支援を受けながら、破綻すれすれの冒険を重ねて今日に至りました。
ヤマダ電機、シャープ、Apple、その他の多くの企業の助けで大きくなりました。
しかし、ソフトバンクグループは大きくなり過ぎたので、助けてくれそうなのはサウジアラビアの皇子様だけになってしまいました。その皇子様も不穏です。
これ以上の冒険に付き合うことに危険を感じます。
個人的には、苦しいときに助けてくれたシャープを見殺しにした感じがして、以来、孫社長への敬意が薄れています。
今までが運が良かったと感謝して、孫正義の冒険から下ります。

保有銘柄の配分2018.12.28　↓ クリックで拡大

ソフトバンクグループの比率が高いのは、逃資を進めて他の銘柄が少ないからです。
エイベックスへの投資を終了した時も、戦利品のエイベックス株式がこんな感じで大きな比率を占めていました。
次の銘柄へ投資したら、ソフトバンクグループの比率は薄まる予定です。

投資損益の比率2018.12.28　↓ クリックで拡大

２０年の投資歴で、ソフトバンクグループの利益が過半です。
巡り合わせに感謝します。
記念に500株を残し、現金化した利益930万円余りは長女の大学進学費用に充てます。

一点買いの投資方針
株式投資を始める際に手解きしてくれた大宰府の相場師からの教えは「一点買い」です。
もっとも、完全な一点買いではなく、適当に流しを入れながら主力銘柄に資金を集中させます。
資金が乏しい者には他に手が無い
そう最初に教えられました。
子供の進学費用など厳しい出費が続くので、ソフトバンクグループの次も一点買いの投資方針で向かいます。

保有株式の状況2018.12.28　↓ クリックで拡大

ソフトバンクグループを500株を残した理由は株主優待なので、優待目的に分類変更します。
投資目的の負けっぷりが見えるようになりました。