ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)は、ディスカウント大手ドンキホーテHDをグループ会社化するため実施した株式公開買い付け(TOB)で、応募が少なく買い付け予定数に達しなかったと発表したそうです。
グループ化は当面見送られるものの、ユニー・ファミマは「方針に変更はない」とのことです。
ユニー・ファミマはドンキ株を最大20.17%取得して持ち分法適用会社とする方針を発表し、11、12月に1株6600円でTOBを実施しましたが目標予定数に達せず、実施期間中のドンキ株は6600円を上回る水準で推移していたそうです。
ユニー・ファミマはドンキのグループ会社化方針を堅持し業務提携も継続するそうです。
今後は株式市場の動向を見ながらTOBの再実施時期などを慎重に検討し、TOB完了後に予定していたユニー・ファミマからの役員派遣は見送るようです。
当初構想では、ユニー・ファミマがドンキをグループ会社化すると同時に、ユニー・ファミマ傘下の総合スーパー(GMS)「ユニー」全株式をドンキに売却し、ドンキ主導で不振のGMS事業を再建する狙いだったそうです。
TOB実施が長期にずれ込めば、戦略の再考を迫られる可能性もありそうです。
8028:15,860円、 7532:6,930円