ａｕが「２年縛り」を来春までに見直し24カ月目から違約金なし

[TAROSSAさん]

ＫＤＤＩ（ａｕ）の高橋誠社長は１日の決算会見で、２年契約を前提に月額料金を割り引くスマートフォン販売の「２年縛り」を来春までに見直すと発表したそうです。

同社を含む携帯電話大手３社が６月に総務省から行政指導を受けたことに対応したもので、違約金や25カ月目の料金が発生せず、２年ちょうどで解約できる仕組みにするそうです。

現在の２年縛りでは、２年契約満了直後に解約すると25カ月目の料金がかかるほか、満了前の解約の場合には違約金が発生するため総務省は来年３月末までの見直しを求めており、これを受け、満了前の24カ月目に入った段階で違約金なしに解約できるようにするとのことです。

ソフトバンクもＫＤＤＩと同様に見直す方針で、ＮＴＴドコモも「公正競争確保の観点から他社と差が生じないようにする」と行政指導に応じるようです。

一方、ＫＤＤＩは、スマホを４年間の分割払いにして実質半額で販売する「４年縛り」についても、購入から２年後に新機種に買い替えて、同じプランを再契約しなければならない条件を撤廃する方針のようです。

高橋社長は「『顧客の選択肢を奪う』と公正取引委員会から指摘されたため、再契約条件を撤廃する」と説明したそうです。

独占禁止法上、問題となる恐れが指摘されていたようです。

一方、同様の割引制度を導入しているソフトバンクは「公取委の指摘を踏まえ、よりよいサービスを提供する」としていますが、見直すかは不透明なようです。

ドコモは「４年縛り」はもともとやっていないんですね。

9433：3,127円、　9984：9,367円、　9437：2,905円