どんなにコクのないレトルトカレーでも、パスタだと抵抗がない。
粉チーズをかけると、ある程度はバカにできない味になったりするからだ。
スパイスカレーの達人、水野仁輔の書籍をまたまた読んでいる。
★「いちばんやさしいスパイスの教科書」
水野仁輔著 株式会社バイ・インターナショナル 2017.7.12.初版第一刷
水野はアイスクリームにスパイスをかけるなど、
いろいろなトライアルをしており、参考になる。
今回のはオーソドックスなのだが、
カレーの仕上げにガラムマサラを投入するのがよくある手法ということで、
市販のレトルトカレーにガラムマサラを入れてみた。
1 小さな鍋Aに水を7分目くらいにはって沸騰させ、塩を少々、
パスタ一人分+αを半分に折り茹でる。
2 普通の鍋Bにて、薄切りベーコンと冷凍むきエビをオリーブオイルで炒める。
数分経ったら鍋Aのゆで汁を大さじ1杯いれて、鍋にフタをし蒸し焼きにする。
3 パスタの茹であがる1~2分前に、鍋Bにレトルトカレーを投入し、
弱火でスタンバイ。小さく沸々いっている状態で、
仕上げにガラムマサラを2振りする。
4 1~2分早めにゆであげたパスタをザルにあけ水を切ったら、
鍋Bに入れて混ぜる。
5 試しにひと口で、ワオッ!!!
注:レトルトカレー: ザ・ホテル・カレー香りの中辛(ハウス)、
追加したスパイス: ガラムマサラ(GABAN)
なんとなくだが、調理1にてバターを投入しなかった。
結果、それは大正解で、
ザ・ホテル・カレーはレトルトにしてはコクのあるカレーなので、
バターを入れたらひどくクドクなったに違いない。
つまり、それくらい素晴らしいコクが引き立つ結果となり、
粉チーズを入れる気が起きないほどだった。
これには正直、仰天するより他はない。
TVのモニタリングで試験したら、
10人中10人が、これがレトルトだとは、まず見抜けないだろう。
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なお、今回のケース、
ハウス食品は気分を害することはないだろう。
なぜならば、GABAN銘柄のスパイスには、ハウス食品も業務提携しているからだ。