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ジェットコースターのように目まぐるしく動いた

昨日の米国株は上昇した(DJIA +93.85 @24,895.21, NASDAQ +31.30 @7,427.95)。ドル円為替レートは106円台後半の前日比円安方向での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,097に対して、下落銘柄数は886となった。騰落レシオは84.13%となった。東証1部の売買代金は3兆5584億円。

TOPIX +6 @1,715
日経平均 +101円 @21,469円

TOPIXも日経平均もジェットコースターのように目まぐるしく動いたが、前日比上げて終えた。米ホワイトハウスは日本時間の本日、トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩委員長の招請を受け入れ、直接会談に応じると発表した。これを受けて、北朝鮮リスクへの警戒感が後退し、前場では日経平均が一時500円超上げた。しかし、午前10時20分ころがピークとなりその後は失速した。米朝会談が具体的な成果を上げるかどうかはまだわからないし、2月の米国雇用統計の発表を控えていることもあり、高値では売りが優勢となり、午後1時35分ころには一時マイナス圏に沈んだ。このところ4日連続で、ザラ場で大きく上げても、大引けにかけて上げ幅を縮小するパターンが続いている。日経平均の日足で見ると、本日の高値では下向きの25日移動平均線に一瞬だけ届いたが、直ぐに弾き返された形となった。やはり、安定して上昇軌道に乗るためには上向きの25日移動平均線の上に浮上する必要がある。

昼休み中、日銀が金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決めたが、市場の予想通りということで反応は限定的だった。

トランプ米大統領は日本時間で本日未明、鉄鋼とアルミニウムに輸入制限の発動を命じる文書に署名したが、同盟国は米国都の交渉次第では関税を解く余地を残したことで、柔軟な対応と市場では受け止められた。これでEUや中国との貿易戦争の懸念がやや後退したため、株式相場にはプラスに働いた。

最後に為替相場について。年初から続いてきた円高・ドル安傾向は主に3つの原因が考えられる。(1)米国の財政悪化懸念、(2)日銀の金融緩和縮小観測、(3)米国株急落により「低リスク通貨」の円を買う動き。北朝鮮情勢改善期待で今日は円安・ドル高方向へ動いたが、それだけでは円安・ドル高トレンドへ逆転させるのは難しいだろう。

33業種中20業種が上げた。上昇率トップ5は、建設(1位)、機械(2位)、金属製品(3位)、食料品(4位)、精密機器(5位)となった。

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