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円高懸念と好業績期待が交錯

昨日の米国株式相場は小幅高となった(DJIA +9.36 @24,884.12, NASDAQ +41.30 @7,372.01)。ドル円為替レートは105円台後半の前日比円高方向での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が617に対して、下落銘柄数は1,368となった。騰落レシオは84.87%。東証1部の売買代金は2兆7361億円。

TOPIX -12 @1,704
日経平均 -165 @21,253

4月末に北朝鮮が韓国首脳と会談することで合意し、非核化に向けた米国との対話の可能性も浮上してきて、北朝鮮の「雪解けムード」は相場のプラス要因となった(日経平均先物は前日3月6日の夜間取引では一時、400円近く上昇していた)。しかし、円相場が1ドル=105円台前半まで円高に振れたことが相場を押し下げ、TOPIXも日経平均も下げた。GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価先物指数が大幅安となったこともあり、日経平均は前場で200円以上下げる局面もあった。円高進行のきっかけは、鉄鋼やアルミの輸入制限に反対する国際協調派で米国経済の司令塔だったゲーリー・コーン国家経済会議(NEC)委員長が辞任を表明し、米政権がますます保護貿易主義に傾斜すると懸念されたことである。ただ、円相場が伸び悩むと日本株には買い戻しが増えて日経平均は下げ渋り、一時は66円高のプラス圏に戻った。今日は、円高懸念という悪材料と好調な来期業績見通し期待という好材料が交錯した。

3月9日には米国雇用統計の発表がある。事前予想では、非農業部門の雇用者は20.5万人、平均時給は0.2%増の見通しである。これ以上に景気が良い数値となると、米国金利上昇のペースが速まると見て株式相場はネガティブに反応する可能性が高い。万が一、保護貿易主義の傾向が強まり、同時に金利高となれば、「悪い物価高」に陥りかねない。世界の株価はそこまで見据えながら動いている。

33業種中25業種が下げた。下落率トップ5は、鉄鋼(1位)、電気・ガス(2位)、その他製品(3位)、ガラス・土石(4位)、機械(5位)となった。

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