チキンなんですけど、それが何か？

[lopriderさん]

登場人物：

ＬＯＰ：主人公

Ｑ美：ＬＯＰの妻（ソファで寝るの、たのしー。）

「Ｈ太から聞いたケド、来年のＮＩＳＡ株を選ぶのをまかせるんだって？。」

「うん。本人にそう言ったよ。」

「（その本人、アナタのお子チャマが泣きついてきたんだよねぇ・・・。パパが自分のＮＩＳＡで買う予定の株をサリゲなく探っといてって。）ふーん。そんなん、ダイジョウブなん？。」

「だかーら、ダイジョブ、ダイジョブ、ダイジョウブ。ダイジョブだったらダイジョーブ、何があってもダ・イ・ジョー・ブ♪・・・なん、ですよー♪。」

「コノヤロー！、フザケンナよ。ヤメロ！。・・・それなんて、うちのﾊﾊｵﾔみたくなってるぞ！。」

「うんうん。Ｈ太は君の父親寄りなんだよねぇ。そりゃあ見事にガクブル遺伝子を引き継いでるしさ。」

「アーア、てか、ナンダロ・・・。それがわかってるなら、ちゃんと手伝ってあげればイイのに。」

「違うんだよ。・・・投資家にとって、臆病は決して悪いことじゃないんだよ。」

「それって、どーゆーこと？。」

「つまりねぇ、投機というかバクチには特殊な才能が必要だし、ものすごくヤヴァイ状況に置かれることもあるんだから、ごく一握りの、選ばれた才能の持ち主のためだけのものなんだろうって思うんだ。」

「・・・その言い方がスデニ怖いんですケド。」

「だから、これと比べると、運用は滅茶苦茶アンゼンなんだよね。・・・だいたい、農業とかやってて、作物ゼンメツが毎年なんて状況、アリエナイでしょ？。」

「トーゼンだよ。そんなんだったら農業ヤメルもん。」

「だから、運用であれば、100回やって99回は利益を上げないと、ナニカが間違ってるってことなんだよ。これが投機だと何回に１回勝てば良いわけで、典型的にハイリスクハイリターンで回していくんだけどね。」

「ダケド、（運用とか言っても）Ｈ太がそんなにうまくやれるワケ？。」

「だからねぇ・・・、運用は99％確実と思ってる時が一番アブナイんだよ。『想定外が起こるのが想定内、』と思ってないとねぇ。・・・だから臆病（慎重）なほど良いってワケだよね。」

「（うーん。ダケド本人が『オレ神ってる？、』とか調子に乗りやすい体質なんですケド、そこはどうなんダロ・・・。）ところでアナタのＮＩＳＡとかは、どこの株？。」

「えへへ・・・。Ｈ太に言っといて。『ママを利用してのカンニング、ダメ！。10点減点！。』てね。」