今日は、やっぱりこの話題を書かないと。
将棋界で、七冠しかもすべて永世称号というのは前代未聞で、
おそらく次に同じ偉業を達成する人は、ボクが生きている間は無いと思う。
(先のことは分からないけど。藤井四段が20年後くらいには達成していたりして)
将棋界で、2大タイトルというと、竜王と名人ですが、
まず竜王になったことのある棋士は、
渡辺明(11期)、羽生善治(7期)…ここまでが永世竜王
谷川浩司(4期)、藤井猛(3期)、
森内俊之(2期)、佐藤康光、島朗、糸谷哲郎(1期)
(敬称略)
次に名人になったことのある棋士は、
大山康晴(18期)、中原誠(15期)、羽生善治(9期)、木村義雄(8期)
森内俊之(8期)…ここまでが永世名人
谷川浩司(5期)、升田幸三(2期)、塚田正夫(2期)
佐藤康光(2期)、丸山忠久(2期)、佐藤天彦(2期)
米長邦雄(1期)、加藤一二三(1期)
(敬称略)
名人戦の方が歴史が長い分、当然ながら人数が多い。
名人戦の長期連続記録(大山康晴十五世名人の13期連続や中原十六世名人の9期連続)
は、流石に、もうないだろう。
ちなみに、名人は、江戸時代からの称号なので、
永世名人は、引退後にそれを名乗る資格のある人も含めて18人いることになる。
一方で、竜王は、まだ若い称号なので、永世を名乗る資格を得た人で引退者はいない。
で、羽生竜王は、永世七冠ということは、引退したら
羽生十七世名人・永世竜王・永世棋聖・永世棋王・永世王将・永世王位・名誉王座……
……長い。それだけの偉業という事。
というか、棋士の称号って複雑。王座戦だけ「名誉王座」というのは、知らなかった。
名人だけが「○世名人」ってなるのが、不思議というか歴史なんでしょうね。