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半導体関連株売り⇔内需株買い

昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +22.79 @23,580.78, NASDAQ -10.64 @6,877.52)。ドル円為替レートは111円台前半での動き。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が736に対して、下落銘柄数は1,212となった。騰落レシオは111.81%となった。東証1部の売買代金は2兆6174億円。

TOPIX -5 @1,772
日経平均 -10円 @22,486円

TOPIXも日経平均も続落した。昨日、「被せ線」が出たので、経験則では約9割の確率で翌日は下げると見ていたが、やはり下げた。日経平均は前場では下げ幅が100円を超えたが、切り返して10円安で踏みとどまった。北朝鮮を巡る地政学リスクの高まりで為替が円高となったことも株式相場の頭を抑えた。

本日の注目点は、これまでの相場上昇をけん引した半導体関連銘柄に、需要が鈍るとの警戒感から売りが膨らんだことだ。米モルガン・スタンレーのリポートで、「NAND型フラッシュメモリーの需要が2017年10~12月期に、16年1~3月期以降で初めて下降局面に入った」として、韓国サムスン電子の投資判断を引き下げた。世界の半導体関連株で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は11月27日に1%安となり、11月28日の東京市場でも半導体関連株の売りが先行した。

本日の物色の矛先は内需株に向かった。業種別日経平均の上昇率上位は小売業や建設、食品などが並び、個別銘柄でも花王テルモといった内需系銘柄が年初来高値を更新した。

33業種中24業種が下げた。下落率トップ5は、繊維(1位)、石油・石炭(2位)、海運(3位)、鉱業(4位)、保険(5位)となった。

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