lopriderさんのブログ
ブログ
株の家庭教育 その7(メンタルがファンダメンタル・編)
登場人物
LOP:主人公
H太:LOPの息子(どちらかと言えばトーフメンタル。)
「部活がなくて、また今日もソファでゴロゴロしてるつもりかい?。スマホで音楽を聴きながら、テレビをつけて・・・。(Q美とそっくりだな。)そんなだと退屈じゃない?。」
「ゼンゼン。今日はママが留守だから、ここはボクのオアシスなんだ!。」
「おくつろぎのところ申し訳ないんだけど、ちょっと質問していいかな?。」
「ええぇ・・・(メンドイな。でもジュース買ってきてって頼もうとしてたとこだし、ここはガマンどころか。)ちぇっ。じゃテミジカに。」
「質問です。まず『株取引は安く買って高く売るゲームだ。』とする。つまりね、(制限時間のない)現物取引なら、高いと思ったら買わなければいいし、安いと思ったら売らなければいい。タイミングを待っている限りまず失敗はしないでしょ?・・・。でもたとえば、その状況下でうまくいかない人がいるとしたら、どうだろう?。その原因を君に考えて欲しいんだ。」
「うーん。運が悪いとか。」
「そうだねぇ。キーボードの上を猫が歩いて買い注文しちゃったとかなら、そうかも。」
「さすがにそれはムリだよねー。」
「少しわかりやすく言うと、君が『なんでボクはこんなことしちゃったんだろ?・・・。』って思うのはどんな時?。」
「うーん。あとで考えるとどうしてなんだろうって思うけど、その時はナンカ『そうしなきゃ、』って思うんだよねぇ。」
「なんか突発的衝動とか、あせってたとか?。」
「そう。思い出すと、タイガイそうだね。」
「そうなんだよ。この場合、失敗の定義は『高く買って、安く売る。』で、その原因は心理的なものなんだよね。君ならそこのところがホントによくわかるだろう?。」
「(うーん。その言い方はムカッとするけど、ここはジュースのためにミズに流そう。)まあね。」
「でも君に限らずミンナそうなんだよ。(感情が動けば、)人は判断を誤る。それは誰にでも起こることなんだ。」
「(ああ、またイヤなこといろいろ思いだしちゃった。失敗なんてあんまり思い出したくないもんなぁ。)パパもそう?。」
「もちろん!・・・。でも今、君は失敗した時のこといろいろ思い出してたんじゃない?。」
「うん・・・。ええええ!、ナンデわかった?。」
「まあ、顔に書いてあったからねぇ・・・。イヤイヤ、それはこすっても落ちないから。」
「パパ。人の心をのぞくのはマナー違反でイホー行為だよ!。」
「(まあ、そもそも脳が透明化して外から誰にでも見えるぐらいの状態なんだから、その批判は的外れだけどな。)・・・ごめん。とにかく、メンタルが原因の失敗は誰にでも起こることなんだ。」
「じゃ、どーすればいいのかなぁ。」
「それはね、すごく簡単に防げるんだよ。前もってルールを作っておくだけ。これはOKだけどこれはダメというような感じでね。」
「たったそれだけ?。」
「うん。これは投信に限らないよね。たとえば宿題なんかも、自分で決めた時間までにやるとかルールを決めておけばいいんじゃない?。」
「そんなの無駄だよ。守れっこないもん!。」
「(胸を張って言うような事じゃないと思うけど、そう来たか。)それじゃ、まず自分で作ったるルールを破らないというルールを作ってみたら?。」
「そして、そのルールを破らないというルールを破らないルールを・・・(以下略)。」
「(どうやらルールはちゃんとあるみたいだけど、このゲームの審判員は失踪中みたいだ。『禁煙なんて簡単だ。俺なんて1日に何回もしてる。』とかいうのを思い出したなぁ・・・。)」
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。