ぼくたちの、何人も何人もの先輩がみんなしたように

[lopriderさん]

登場人物：

ＬＯＰ：主人公（今回は出番がない主人公。）

Ｑ美：ＬＯＰの妻（二度寝を超える三度寝にチャレンジ中。）

Ｈ太：ＬＯＰの息子（ゲームの気分転換に宿題をやる的な、本末転倒タイプのキャラ。）

「ダメじゃん。朝からソファで寝たりしちゃ。」

「う・・・。」

「どうせまた夜更かしでゲームやりすぎて、まともに寝てないんでしょ。遅刻するのが怖くてこんなとこで寝てるワケ？。」

「・・・。」

「どーして、アンタはこうなんだろ。ソファはワタシの定位置なんだから、どいて。」

「・・・ヤダ。」

「もう朝なんだから、いい加減に起きなさい！。」

「それって、ママがここで寝たいだけじゃん。」

「トーゼンでしょ。キミィ、キトクケンを知らんのかね？。」

「体調が悪いんだ。今日は学校どうするかなあ・・・？。」

「またか！。どうするじゃなく、どうズルか考え中なんじゃね。」

「アハハ・・・ハァ（しんどいなぁ）、うまいね。」

「ワタシ、パパみたいに甘くないからね。今日はゼッタイに行って！。」

「パパだと、学校なんて行きたくなければ別にやめればいいじゃん、とか言うよねぇ。トンデモナイ親だぜ。」

「・・・人はねぇ、みんな生まれた時から死に向かって歩んでいるんだ。それ（死というもの）は特別なことじゃない。だから、もし自分が明日死ぬとわかっていても何ひとつ変えることも、変わることも必要ないよ。ただいつもと同じように過ごせばいいだけなんだ。つまらない生き方をするには人生は短すぎる、ってあのDisraeliが言ってる・・・。」

「やめて！。パパの口真似だけは！。あんまリアルすぎて怖いから。((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ。」

「えへへ、ワタシじつはひそかに練習してたんだ、余興用に。」

「（それって、どんな余興だよ！。）ウン、すげぇうまいね。」

「でしょでしょ。カナリ自信あるんだ。マグネチュードでいうと8ぐらい。」

「（アレレ？。わりと機嫌がいいのカナ。休むの、オッケーかも。）もう、疲れたよ。寝ていい？。」

「ダメ。パパに電話して、帰ってきてからアンタの勉強見てもらおうかな・・・。」

「（！）サーセン。じゃソッコー、ガッコ行ってきますんで、ヨロシク。」

「（やれやれ、うまく行った・・・。さて二度寝しようっと・・・。）」