先月、30日だと記憶しているが、姉の夫が、亡くなった。10年以上、ほとんど、寝たきりだった。体調が悪くて、行けなかった。家族葬で、10人くらいだったらしい。
今日、12日は、晴天。日本晴れとも言う。気温が、少しずつ冷えてくる。近くの桜が紅葉し、散っている。とても静か。静寂の中で書いている。脇の冷蔵庫の、モーター音が小さく聞こえる。
隣に家が建ち、昨年から、8月になり飛んでくる、赤トンボが来なくなった。家の前は駐車場になり、バッタがいなくなった。自然が消えるのが、とても寂しいが、これも街中なので、仕方ない。
空を見ると、昨年頃まで飛んでいた、「とび」を見なくなった。カラスは見るが、数が減ったようだ。このカラスの家族は、近くの木に毎年巣を造るらしい。見つからないように、造るのではっきりとは、わからない。
雀もかなり減った。以前は、屋根の瓦の隙間に巣を造ったが、今の家では隙間がなく、雀にも受難の時代だ。
仕事が、無くなって、本当に余生ということになった。振り返ると、よく、ここまで、生きてきたものだと思う。仕事は大変、様々な困難が付いてまわる。子供の夫が、アメリカに出張とか。偉くならなくてよいと思っている。程々に、生活できることが、どれほど貴重なことかと、最近思っている。
こじんまり生きろとは、言わないが、しかし、この平凡な生活を得ることが、いかに困難かと思う。我慢して、仕事をする。しかし、会社から無理な残業や、業務命令が来るのが現実だ。もう、これは運が悪いとか良いとか言うべきだろう。こんなことからも、生きるのは難しい。
こんな思いとは裏腹に、空は快晴。次第に行き、そして暮れていく。