想定外

[lopriderさん]

登場人物：

ＬＯＰ：主人公

Ｈ太：ＬＯＰの息子。（かなりの頻度で脳が透明化して、思考が他人に読まれる危険な体質。）

「おはようゴザ・・・。パパ何やってるの？」

「ソーラーパネル関連の株を調べてる。日曜だけど、君は今日は用事がないの？」

「ええっと？（ヤバイ、話をそらさなきゃ・・・。）もう売電価格とか下がってるからダメなんじゃ。こないだパパがそう言ってたような気がするケド。」

「うん。そうなんだけどね、蓄電技術のほうでいくつか進展があったから、住宅用の需要はこれから成長すると思うんだ。」

「そういえばオール電化住宅とかすごく宣伝してるねぇ。（よし、つかみはオッケーだ。）」

「いやいや、新築は人口減であまりイケてないと思うけど、リフォーム的なものはまだこれからなんじゃないかなぁ。電気代が上昇するほど、設置のメリットが出てくると思うし。」

「なんか、株を買うの？（しめしめ、パパはもう忘れてるかも！。）」

「いいや、本格化するのは3年後だから、2年後に買うつもり。」

「（どんだけ、気が長いんだろ・・・。）ふーん。そんなに先の話なんだ。」

「自分はねぇ、いつも投信は5年後の社会の姿から逆算して、してるよ。」

「（！。）なんだかオカルトみたいだねぇ、それって。」

「霊感とかじゃないって。どんな社会が来るにしても、それは今ある技術の積み重ねの結果だから・・・。コツコツと推論を重ねるのが大切なんだよ。」

「ナルホド。じゃボクは部屋でする事があるんで。（ヤッター！脱出成功。）」

「ああ、あと30分したら出かけるんで、準備ヨロシク。」

「（ｗｗｗｗＷＷＷＷＷ！）なんかあるの？。用事デスか？。」

「昨日言っといたように、今日は病院にＮさんのお見舞いに行く約束でしょ。」

「（ああ、ゲームザンマイできる貴重な休みの日が・・・泣。）」