トヨタ自動車は、2018年３月期の営業利益が前年より0.3％多い２兆円になるとの見通しを発表したそうです。
従来予想は7.2％減の１兆8500億円でしたが、円安基調や堅調な販売を追い風に、営業減益から営業増益に見直し、営業増益は２年ぶりとなるそうです。
営業利益が実際に２兆円に乗れば、過去最高の２兆8539億円だった2016年３月期以来となるそうです。
国内最大の製造業企業であるトヨタが営業増益を視野に入れたことは、日本企業の収益改善を象徴するようです。
純利益の予想も１兆7500億円（前年比4.4％減）から１兆9500億円（6.5％増）に引き上げたそうです。
売上高の予想は28兆５千億円（3.3％増）のまま据え置きましたが、円安が効いたようです。
対ドルの想定為替レートを、従来の１ドル＝110円から足元の水準に近い111円に見直したそうです。
世界景気の回復を背景に上半期にあたる４～９月のグループ世界販売（ダイハツ工業、日野自動車含む）は前年同期比2.9％増の約522万台で、上半期で過去最高だったそうです。
あわせて発表した2017年９月中間決算は、売上高が前年同期比8.6％増の14兆1912億円、営業利益は1.8％減の１兆965億円、純利益は13.2％増の１兆713億円だったそうです。
このままいけば、さらに上乗せできるかもしれませんね。
7203：7,183円、7205：1,387円
