埋蔵金はどこに？

[lopriderさん]

登場人物について：

LOP：主人公。

H太：LOPの息子。

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LOP「はい、クイズです。ウチの口座のあるDD銀行に普通預金で10万預けます。10年後はいくら利子がつくでしょう？」

H太「11万ぐらい？」

LOP「バカ。そんなうまい話があるかい。・・・答えはなんとジャーン、8円です。」

H太「えええ！嘘でしょ。」

LOP「低金利に利子税もつくから、そんなん。」

H太「でも、10万どころじゃない預金あったよね。」

LOP「うん、うかつだった。計算したら、堅く銀行株でも買って非課税額だけNISA運用していても、10年10万で30％以上の運用益は出てた。」

H太「してたら、どうだった？」

LOP「キミの学費ぐらいは、それで出たかなあ。でもまあ、気付いてよかった。」

H太「みんなはどうしてるだろ？」

LOP「株とか債権とかで運用してるかなあ。でも、大半眠ってるかも。」

H太「もったいないねえ。」

LOP「我が家も、眠っていたお金君を起こすことにした。ちょっと働いて、仲間を連れて帰ってきてもらうことにしたよ。」

H太「なんか、むずかしいんじゃない？」

LOP「超簡単。金融機関の株でも選んで、利回り目標を決めます。」

H太「なにそれ？」

LOP「つまり10万円で運用するとして、何％ぐらい利益が欲しいかということ。」

H太「そりゃ100％。」

LOP「おいおい、誰でもな。そうだけど、これは会社ごとに、1株あたりの配当額はだいたい決まってるんだ。だから買うときに株価が安いほど株をたくさん買えるから、結果、配当は増えるわけ。」

H太「じゃ、今RR社の株がすごく安いらしいよ。」

LOP「残念。会社がなくなるかもだから、駄目です。見込んでその会社と長年つきあうんだから、信頼できないとね。」

H太「そうか。だから金融機関の株？」

LOP「ピンポーン。正解です。たとえば、1株配当30円の会社で、３％の利回りがほしければ、株価は1000円だよね。」

H太「それで買えるの？」

LOP「そりゃあ、わからないけど、とにかくその値段になったら買うように自動設定して、あとは忘れる。運しだい、かな。何回もやれば、必ず買えるさ。」

H太「それくらいなら、なんか自分でも出来そう。」

LOP「みんながそう思うようになれば、タンス預金や休眠口座が減って、株価はもっと上がるよね。」

H太「いいことだねえ。」

LOP「ハハハ。で、上がるその前にウチは買う、と。」