アインＨＤが出店や買収に備え７年ぶり公募増資で305億円調達

[TAROSSAさん]

調剤薬局最大手のアインホールディングス（ＨＤ）は、公募増資などで最大305億円を調達するそうです。

公募増資は2010年以来７年ぶりで、発行済み株式数は最大で11％増えるそうです。

調達した資金は調剤薬局の新規出店や借入金の返済に充て、今後の業界再編をにらみ、財務基盤を強化する狙いもあるようです。

新たに発行する株式数は282万株で、需要があれば45万株を追加で発行するそうです。

資本業務提携しているセブン＆アイ・ホールディングスが、出資比率を維持するため第三者割当増資に応じるそうです。

アインはセブン＆アイに27万株を割り当て、自社株18万株も市場で売却するそうです。

アインの業績は堅調で、2017年４月期は積極的な同業買収で店舗網を広げ、期末の店舗数は1066店と調剤薬局では初めて1000店を突破したそうです。

2018年４月期の連結純利益は過去最高の89億円を見込むそうです。

今回の増資は出店やシステムなどの設備投資向けと説明していますが、さらなる買収に備える狙いもあるようです。

増資に伴う希薄化リスクで一時的に株価に下落圧力がかかる可能性はありますが、成長戦略という裏付けがあるため、十分な資金が調達できると判断したようです。

となると、一時的に株価が下がったところで買いでしょうかね。

9627：8,500円、3382：4,393円