日本証券業協会の鈴木茂晴会長は、現在は時限的措置となっている「少額投資非課税制度（ＮＩＳＡ）」の恒久化について「一生懸命努力していく」と述べ、実現に向けて取り組む考えを示したそうです。
ＮＩＳＡは平成26年、未成年者のための「ジュニアＮＩＳＡ」は平成28年に始まりましたが、ともに平成35年末までの措置で、鈴木氏は「恒久化は絶対（に必要）だ」としましたが、実現には一定の時間がかかるとの見方も示したそうです。
来年からは、ＮＩＳＡの長期積み立て版にあたる「つみたてＮＩＳＡ」もスタートするそうです。
つみたてＮＩＳＡに対しては、開始時点で取り扱う金融商品が限られているなどと指摘する声がありますが、鈴木氏は「これまでアプローチできていなかった若年層などの投資未経験者に成功体験をしてもらい、長い目で掘り起こすための重要な手段になる」と期待を寄せたそうです。
決算発表の遅れが続く東芝の上場廃止に対する懸念については「上場していてもらいたいとは思うが、われわれが決める話ではなく、何かを言う筋合いではない」とするにとどめたようです。
鈴木氏は大和証券グループ本社の社長や会長を歴任し、今月１日付で日証協会長に就任したそうです。
結局私はまだＮＩＳＡを利用していませんが、恒久化を望む人はけっこういるかもしれませんね。
8601：661.2円、6502：275.8円
