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相場全体を底上げする「循環物色」はまだ

昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +14.79 @21,409.55, NASDAQ -18.10 @6,247.15)。ドル円為替レートは111円台後半の円安方向への動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,215に対して、下落銘柄数は654となった。騰落レシオは110.78%。東証1部の売買代金は2兆1240億円。

TOPIX +7 @1,619
日経平均 +72円 @20,225円

円安を好感してTOPIXも日経平均も小幅続伸したが、材料不足で積極的に上値を買いに行く様子はなかった。鍵は米国金利の動向だろう。米国長期金利が上昇すれば、金融株などは利ざや改善への期待が高まる。さらに、為替の円安も進みやすくなる。すると、金融株を中心としたバリュー(割安)株への資金シフトが進みやすくなる。そうやって出遅れ銘柄の買い直しが相場全体を底上げする「循環物色」に弾みが付くことにつながるはずだが。

33業種中25業種が上げた。上昇率トップ5は、鉄鋼(1位)、石油・石炭(2位)、ゴム製品(3位)、鉱業(4位)、パルプ・紙(5位)となった。
 
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