円高進行を嫌気して

[優利加さん]

昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった（DJIA -2.19 @20,979.75, NASDAQ +20.20 @6,169.87）。ドル円為替レートは112円台半ばでの推移となった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証１部では、上昇銘柄数が630に対して、下落銘柄数は1,287となった。騰落レシオは135.40%へ低下した。東証１部の売買代金は2兆4927億円。

TOPIX -8 @1,576
日経平均 -105円 @19,815円

1ドル＝112円台半ばへの円相場の一段高を嫌気して、TOPIXも日経平均も反落した。トランプ米大統領による情報漏洩疑惑から円買い・ドル売り圧力が強まった。このため輸出や資源関連、金融などの景気敏感株に売りが広がった。他方、食料品や電気・ガス業などの内需関連株には買いが入り、下値を支えた。ドル売りに伴い米長期金利が下落し、保険株が大きく下げた。ニューヨークの原油先物相場が時間外取引で下落したため、石油石炭製品や商社など資源関連株も安かった。

33業種中29業種が下げた。下落率トップ5は、石油・石炭（１位）、海運（２位）、保険（３位）、証券（４位）、鉱業（５位）となった。