まはいさんのブログ
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イオン 新中期経営計画(2017~2019)
連休を利用して投資先の業容を確認します。
イオン 半年チャート ↓ クリックで拡大
4/12、決算発表に併せて新中期経営計画を発表しました。
4/13、値を下げましたので、新中期経営計画は株価を持上げるほどの評価を得られなかったようです。
4/12決算説明会←オンデマンド配信リンク
決算説明会の後半が新中期経営計画の説明です。
旧ダイエー黒字化まで1年
新中期経営計画で最大の悪材料です。
旧ダイエー黒字化の抜本的な施策は無く、残念ながら決意表明に過ぎません。
ちなみに、イオン北海道は、旧ダイエーの黒字化を2017年2月に前倒し達成したと宣言しています。
イオン北海道が旧ダイエーの黒字化を達成した理由は明快で、人件費の圧縮です。
旧ダイエー正社員の給与水準は小売業界では異常に高かったのですが、旧ダイエー正社員がイオン北海道への転籍をこぞって拒否したようです。
同じ理由で、マックスバリュ北海道も旧ダイエー黒字化を達成しています。
さて、地域会社への転籍を拒否した旧ダイエー正社員を抱え込んだイオンリテールは、売り場の活性化だけでは足りず、新規事業を手掛けるしかないようです。
ホームコーディ←HPリンク
新中期経営計画でただ一つ具体的に説明しました。
"トータルコーディネート"で販売を促進するSPA事業です。
まんまニトリのパクリです。
イオンはニトリに時価総額で抜かれてしまいましたが、パクるならもっと早い段階でパクるべきでした。
とはいえ、死んだ売り場を活性化するには他に手は無いと思います。
2017年度から全国的に本格展開するようです。
投資方針
イオンへの投資は2006年10月19日に2,720円で100株買付けて開始しました。
リーマンショック前からの保有銘柄です。
もはや買値に戻る希望も捨てていますので、株主優待目的で100株のみ継続保有です。
保有株式の状況2017.5.2 ↓ クリックで拡大
イオン北海道の区分を「優待目的」から「株主権目的」に変更します。
イオン北海道の業容拡大が続いていますので、勤務先での取引も増えそうです。インサイダーに該当する危険があるため、区分変更して管理します。
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関連銘柄:
イオン(8267) イオン北海道(7512) マックスバリュ北海道(7465) ニトリHD(9843) -
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夢想人 さん コメントありがとうございます。
イオンの計画自体に爆弾が潜んでいると私は思います。
本業であるGMS/SM事業よりディベロッパ事業のほうが営業利益が多く、そこに頼った計画になっています。
イオンモールが2ヶ月おきに新店オープンし続けないと、イオンは現状経営を維持できません。
モール建設が頭打ちになる前に海外事業が収益源に育てば良いのですが、モール頭打ちのほうが早いように思います。
モールもアウトレットに市場を食われています。
イオンは、モールに固執して、アウトレットに進出しなかったのが大きな誤算だと思います。
マイカルやダイエーが辿った道をイオンも辿ることになるのか、そこそこ本気で心配しています。
minoQ さん 重ねてコメントありがとうございます。
確かにイオンの中期経営計画には数字が無いです。
年度予算を月次に落とし込む業界なので、1年超先の数字は持っていないのでしょう。
イオンは、株主優待は魅力的ですが、純粋な投資としては難しいと思います。
「取締役会・経営陣幹部は、中期経営計画も株主に対するコミットメントの一 つであるとの認識に立ち、その実現に向けて最善の努力を行うべきである。」
とあります。つまり中計はコミットメント。
決算書類に書いてある数字でコミットする形の中計でないと、達成の進捗度合いを株主は判断できないわけで困りますね。
パッと、決算書類を見て見ましたが、稼ぐ力は弱いし、利益の積み上げも低水準。株主になる気はしませんでした。
minoQ さん コメントありがとうございます。
イオンの中期経営計画は、発表資料だけでは何も具体性が有りません。決算説明会での口頭での補足をもって、ようやく少し見える感じです。
ただし、具体的な発表は「ニトリをパクる」という計画だけでした。