ショーワ 勝ち抜けショックアブソーバ

[まはいさん]

今日はショーワを854円で500株売却し、投資終了しました。
８ヶ月間の苦渋を味わいましたが、投資資金を全額回収して、僅かな利益ですが勝ち抜けです。

ショーワ １年チャート　↓ クリックで拡大

4/28下方修正および減配のお知らせ←IRリンク
寝耳に水の巨額損失が発覚し泥沼でした。
9/2のマツダからのリコール情報まで悪材料が出続けました。
10/28無配のお知らせ←IRリンク
無配転落で悪材料出尽くしでした。

ガススプリング
ショーワは自動車足回り（ショックアブソーバ、ステアリング）の専門メーカーであり、売上に占めるガススプリングは1.3%です。
売上の98.7%を占める足回り事業は好調なのに、ガススプリングのリコールだけで全社合計が赤字です。
中国製リスク
ガススプリングは技術要求的にショックアブソーバ（衝撃緩衝装置）ほど難しくありません。
ガススプリング事業に進出するにあたり、中国で製造して価格競争したのが経営ミスでした。

ショックアブソーバ
そもそも足回りのショーワが畑違いのガススプリングで失敗しました。
ところが、経営者責任は問われないどころか、役員賞与を株主総会で決議しました。
中国製リスクを全て株主が負わされました。
極めて理不尽ですが、よくよく考えると本田技研工業が最も利益を得ています。
リスクの高い中国事業を子会社にやらせた。
そう考えると、全ての辻褄が合います。
ショーワには畑違いのガススプリングは、本田技研工業が手掛けるのが普通です。
しかし、あえて子会社にやらせたことで、本田技研工業は持株に応じて損失の３分の２を被支配株主になすりつけました。
つまり、ショーワの株主は本田技研工業の中国製リスクへのショックアブソーバにされてしまいました。
本田技研工業は初めからその気だったから、ショーワの経営者責任を問うどころか役員賞与を承認したのでしょう。
ショーワの株主としては実につまらん！

投資教訓
親会社のいいようにされてしまいました。
いくら技術力が有っても、親会社の都合で子会社の株主は手玉に取られることを実感しました。
子会社への投資は、今回を教訓に、親会社の都合の裏を掻く機会が無ければ手控えることにします。