大手百貨店5社が1日発表した11月の売上高(既存店ベース、速報値)は5社中4社が減収だったそうです。
気温が低かった影響で婦人・紳士コートが売れたものの、宝飾品や時計など高額品は低調だったそうです。
前年に比べ日曜日が1日少ない面もありますが、長引く消費低迷で百貨店を取り巻く状況は厳しさを増しているようです。
三越伊勢丹は前年同月比2.7%減だったそうです。
主力の衣料品は伊勢丹新宿本店など旗艦3店で婦人コートが5%増、紳士コートが約15%増の一方、婦人ジャケットは1割減で商品によってばらつきが出たそうです。
宝飾品や時計は苦戦しており、インバウンド(訪日外国人)売上高は15%減ったそうです。
そごう・西武は4.7%減でジャケットやニットなどの衣料品が伸び悩んだそうです。
4.4%減だった大丸松坂屋は、婦人服については13カ月ぶりにプラスに転じましたが、「消費者の節約志向は変わらず、この傾向が続くかは不透明」とのことです。
阪急阪神百貨店はインバウンドの落ち込みを婦人コートやジャケットが補い、全体では1.4%減だったそうです。
好調の化粧品に加え、マフラーや帽子などの雑貨も売れ、100万円以上の商品は前年並みですが「時計の低迷を婦人バッグが下支えしている」(阪急阪神百貨店)とのことです。
唯一の増収は高島屋で1.3%増となり、腕時計を専門に扱う「ウオッチメゾン」が開業した大阪店が3.7%増とけん引したようです。
インバウンドは化粧品売上高が2倍になるなど好調が続き、9.2%増えたそうです。
爆買いは減ってきたようですね。
3099:1,279円、 3086:1,647円、 8242:1,725円、 8233:955円