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日立が「レンズなしカメラ」を開発し2年後の実用化を目指す

日立製作所は、国内で初めてレンズを使わずに撮影ができる「レンズレスカメラ」の技術を開発したそうです。

特殊なフィルムを画像センサーに貼るだけの構造で、カメラを大幅に小さく、安くつくれるとのことです。

工場や公共施設などでの監視カメラ用に開発を続け、2年後の実用化を目指すそうです。

 

普通のデジタルカメラは、レンズで外からの光を屈折させてモノや景色の像を結ばせ、画像センサーで読み取りますが、「レンズレスカメラ」は像を結んでいない光を読み取り、特殊なフィルムが起こす光の干渉の具合を元にパソコンの画像処理で像を再現するそうです。

画像処理によって、撮影後でも写真の焦点を自由に変えられるとのことです。

 

日立によると、レンズを使わないことで、デジカメやスマートフォンのカメラの光を読み取る部分の厚みを、通常の数十分の一程度にでき、フィルターの価格もレンズより大幅に安く、量産しやすいとのことです。

 

「レンズレスカメラ」の開発では米国の大学や企業に先行例がありますが、日立とは別の画像処理方法を使うそうです。

日立の方式はそれよりも計算が数百倍速く、1秒間に約30コマの動画撮影もできるそうです。

 

画素数や鮮明さはわかりませんが、需要はありそうですね。

 

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