メイ首相は来年3月までにEUを脱退すると表明していましたが
昨日脱退後の経済について「困難が待ち受けている」と発言したことで
ブレグジットに対する懸念が再浮上した様です。
またリッチモンド連銀のラッカー総裁とクリーブランド連銀メスター総裁が
相次いで早期利上げの必要性を訴えたため、11月利上げ観測が浮上し株価は値を下げました。
利上げ確率の予想 11月➡13.4%、12月➡63.0%
一方、IMFは米国の成長率予測を2.2%(7月時点)から1.6%に下方修正しています。
米国の利上げ観測を受け、ドル円相場は抵抗帯と考えられていた102.5円を上抜け
一時103円に迫る場面もありました。
さらにECBが量的緩和(QE)の段階的縮小に踏み切る方向で意見が纏まったとの報道を受け
ユーロ・円も115円を超えて取引を終えています。
このため、今後為替がさらに円安に振れる可能性もありますが
欧米の株式市場はリスクオフムードが高まると予想され
東京市場は円相場に対する株価指数の割高状態が、徐々に是正されるのではないかと思います。