(http://toyokeizai.net/articles/-/136433)
ネット証券会社の多くの幹部はそう言って頭を抱える。
前年同月比で29.7%減、前月比でも13.0の減少となった。
前年同月比で41.7%減、前月比で26.9%の急減だった。
昨夏のチャイナショック直後と同水準まで落ち込んだ。
1日当たり平均売買代金は、楽天証券の前月比27.9%減を筆頭に、
軒並み2割前後の大幅減となった。
■なぜ、個人投資家は去ったのか?
個人投資家に人気だったメガバンク株が値下がりした。
多くの含み損を抱えた個人投資家たちは売買額を減らしていった。
株式市場のボラティリティが高まり、それなりに売買が成立
そこに思わぬ事態が生じる。日銀によるETF(上場投資信託)買い入れ枠の増額。
下がりきったと判断した局面で株を買うのが一般的な投資行動だ。
個人の買い場がなくなっている」
(楽天証券経済研究所の土信田雅之シニアマーケットアナリスト)
■外国人投資家も逃げ出すおそれ
1口座当たりの売買が小口化しており、おっかなびっくり売買しているのがうかがえる」
(マネックス証券の福島理営業本部部長)
外国人投資家が日本を避ける可能性も出てくる」
(松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト)
8月の売買高、前年同期比で大幅下落しているのですね。
TOPIXでみると、
2016年8月末:1,329.54 VS 2015年8月末:1,537.05
約14%の下落
売買高ほどじゃないが下落している。そりゃそうだ。
「貯蓄から投資へ」というスローガンで、NISAとか、投資優遇をして、
預金→株式への流れを生んだが、
株式の方は、多くの個人投資家が、含み損・塩漬けになっているのでは?
株価の下落分、ストックが減っている。
中には、損切して、撤退した人もいるだろう。
短期売買による売買益と、含み損がトントンくらいで
(時々、含み損の方が減って喜ぶ程度)
でも、これ以上株価が下がると、そんなことも言ってられない。
という考え方もある。
そんな迷った資金が、詐欺師のカモになったりするわけで、
ますます、投資が難しい状況になっていると感じています。