軍がクーデターを企てたトルコに進出している日本企業は、現地の従業員らの安否確認や情報収集に追われたようです。
トルコは欧州や中東、ロシア向けの重要な輸出拠点と位置付けられて、約110社が進出しており、６月にイスタンブールの国際空港で起きたテロ事件に続く政情不安を受け、ビジネスへの影響を懸念する声も出ているようです。
三菱重工業は、フランスの原子力大手アレバとの合弁会社が開発した原発４基を輸出することが内定しており、イスタンブールに現地事務所があり、10人ほどが滞在していますが、被害の情報は入っていないとのことです。
原発計画への影響について同社関係者は「当面は状況を見守るしかない」と話したそうです。
トヨタ自動車は、主力乗用車「カローラ」などを年約12万台生産している現地工場の操業を一時停止する影響が出ましたが、駐在員や出張者ら全員の安全を確認したとのことです。
乗用車「シビック」を年約５万台生産するホンダは現地の日本人社員13人に自宅待機を命じたそうです。
パナソニックは買収した現地企業に出向している日本人社員全員の安全を確認したそうです。
６月のテロ事件を受け、渡航者に現地では単独行動をしないようになどと注意を呼びかけていましたが、今回の事態で出張自粛を通達したそうです。
三菱東京ＵＦＪ銀行は３年前に邦銀で初めて現地法人を設立し、約60人が勤務しており、うち日本人行員約10人については全員無事を確認し、「自宅待機」を指示したそうです。
亡くなった方が大勢いるとのことで、ご冥福をお祈り申し上げます。
ただ、日本人の犠牲者はいなかったようですが、大変でしたね。
7203：5,759円､ 7011：471.8円､ 7267：2,800円､ 6752：986.3円､ 8306：518.8円
