今日の日経平均は、高値で15626.66円を付け
24日下落分(-1286.33円)の半値戻し(52.4%)を達成しました。
従って「半値戻しは全値戻し」という格言に倣えば
目先の反発は今日で一先ず終了ということになります。
一方、新興市場は事前に売られていたこともあり
マザーズ指数は24日下落分の全値戻しをoverし+14.3%、日経JQ平均も77%戻しと堅調ですが
ファンダを伴った銘柄、大きな材料を内包する銘柄の順に買い戻されており
需給だけ(一部は株価操縦)で上昇した銘柄は、次第に差別化される傾向にあると考えています。
ただ今後の株価は外部要因(欧米の株価・為替など)に大きく左右され易い環境なので
参院選を前に、株価を下げたくない日本政府の意思が何処まで反映されるかは微妙だと思います。
依然として為替が鍵を握ることになりそうですが、日経平均が16000円の時
ドル円相場は104.5円以上だったことを考えると、16000円台はかなり遠く
逆に102円を割り込むと再び15000円割れが視野に入る様な気がします。
因みに、昨夜の欧米市場は、丁度一昨日の下落分を埋めましたが
反発が連続しない限り、地合いが落ち着いたとは言えません。
ですから、今夜の欧米市場は直近の株価動向を占う上で、大きな意味を持つと考えています。
ここで一つ気になるのは英国市場が他市場と同様に反発していることで
今後訪れるであろう海外企業の撤退や縮小、国内の政情不安
さらにはEUとの離脱交渉が難航する可能性などを考えると
これから本格的な波乱が起こっても不思議ではありません。
その時、世界の株式市場がどの様な反応を示すかは分かりませんが
英国が新たな地雷になったことは疑う余地がないので
今回のドタバタ劇はまだ終演には程遠いと思います。
(今日の売買)
9478 SEH&I HD(買い)
過去に何度か売買し相性は悪いのですが、久々に動意付いたので飛び乗りました。
衝動買いかも知れませんが、何れ化けることを期待して塩漬覚悟の現物買いです