さ のさんのブログ
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キモノ・トレーダーの悲劇?
さ のさん
投稿:2007/8/4 22:16
更新:2007/8/16 21:20
本日時事通信のニュースでこんなものが流れていました。
FXに興じる日本の主婦やOLを紹介しているニュースです。
記事自体は比較的肯定的なものだったと思いますが、僕は全く別の視点からとても大事な格言を思い出さずにはいられません。
「主婦が買い物籠をもって証券会社に行くようになったら相場は終り」
この、難攻不落、鉄板ともいえる格言を覆すことは難しいのではないでしょうか。
一応書いておきますが、本当に「主婦」の方に対して言っているわけではないですからね。
その点は文脈を読み取っていただければ。
ようは
・買い物のついでといった体で気軽に
・主婦のような「初心者」、「素人」が大量に参加してきたとき
このような状況のとき相場はもう加熱感たっぷりで、そろそろ終わりを告げる時期なんだ、ということ。
誰もが儲けられる相場なんてあるわけない。
FXはプロであふれている相場です。
株式投資のほうが難易度は低いといえます。
株のほうが簡単なおもな理由は二つ
・素人の参加率が高い
・為替や指数を横目にして”後追い”で取引できる
FXは少なくとも株式投資で負けのこんでいる人が手を出すものではありません。
ともかく、
個人的には100円程度への円高を意識し始めます。
それでも適正な価格でしょうね。
プラザ合意を思い出すと、たしか80円台が適正価格でしたっけ。
※画像はサイト「2000ピクセル以上のフリー写真素材集」より利用させていただきました。
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最近FXで儲けた、ないし儲けようというようなタイトルの本をよく見かけますが、素人がこれにレバレッジをかけて収益の柱にしようなどという行為は、とても正気の沙汰とは思えません。（レバレッジを1にして、分散投資の一環として外債の変わりに保有するという行為は理解できますが。）プロの世界をなめていると思います。
でも1＄=100円になるようなことがあれば、主婦トレーダーどころの話ではなくて、日本経済が心配です。私の懐具合も・・・。（ほんとはこちらの方がとても心配です。）
なのにそんな人がどうしてFXにたいしては気軽に考えてしまうんでしょうね？
もちろん誰にだって素人の時代はあるわけで、絶対に参加してはいけない、とまでは思いません。
が、相当量の練習と実戦経験、そして身も蓋もない話ですが才能だって必要なのは言うまでもありませんね。
100円という数字自体は大げさなものではないと思います。
が、急激にくるものでもないのかなとも思ってますが。
現時点では、複数のうちの一つのシナリオという程度の感覚です。
ただ、10月はちょっと怖いんですよね。
G7が待ち構えてます。
ゼロ金利なんて暴挙は政治的な決断だったわけですが、プラザ合意も同様に政治的な決断。
どうなることやら。
以下はほかの方のＦＸに関する日記への書き込みのコピーですが
引用
個人的には為替は苦手です。
ボラティリティーに関しては例外的な期間を除いて株や商品とは比較にならないほど小さいし、レバレッジに関しては目いっぱい利かせる必要はなく個人で調整してやればいいだけの話ですが
明確な価値基準が存在しないものに対して値決めを行っている点で個人的にやりづらいです。
株は一株あたりの純資産もあるていどわかるし、財務内容で株価状況がどの程度影響するのかもどんぶり勘定は可能
商品は生産コスト、採算コストから大雑把なとりうるレンジは推測できる。
為替にはそれがない。
国内総生産も国民総所得も通貨の購買平価もそのほかあらゆる数値が基準の役割を果たしていない。一時的に数ヶ月～数年間特定のものが注目されその数値に従い上下したことはあるだろうが恒常的なものではない。
スワップ金利を重視するならまだしもキャピタルゲインをとりに行く場合その基準があいまいな市場でただひたすら流れを掴みそれに乗らないといけない。
まあ、やってやれないことはないがかなりしんどい。
それなら熟練した自分のテリトリーで商いやったほうが楽にできる。
そんなわけで口座はありますが手を出していないのが私のＦＸに対する現状の姿勢です。
引用終わり
普段からインサイダーたる会員相手に商品相場張ってるのでプロがやりたくても出来ない、やってもいいが面倒だから本腰いれてやらないニッチをついたり、彼らがやることをサイズを縮小して行ったりしてるのでプロ相手は苦になりません。
ですが、会員の真似をし続ける或いは会員相手に会員と同じ土俵の上で同じやり方で対抗し続けるのは社会的条件の差、腕の差、端末の性能の差があるので株や商品相場でもしんどいです。
ＦＸに限りませんが、運と実力の両方を兼ね備えているか、片方がずば抜けてるかでもないと大儲けっていうのはできないと思います。
勉強中の身なので。。。
よく思うと回りにはレバレッジ入れまくってる人多いですよ。
あと、FXを始める人がここ最近すごく多いこと。
私は、プロ相場に素人がというほど厳しいとは思っていませんけど、儲けに目がくらんで、がんがんお金を入れるのは反対してます。世界経済はそんなに甘くないと思っています。
ただし、相場の参加者(株も為替も)増える＋開かれた環境になるのは悪いことではないとおもっています。(^^ゞ難しいですね。。
＞・買い物のついでといった体で気軽に
＞・主婦のような「初心者」、「素人」が大量に参加してきたとき
主婦トレーダーは、私の周りにもいますが二極化してる
みたいですよ。
＞周りにFXを知っている人がいない。
外貨投資でリバレッジ低い。
びびりまくりなので、リスク管理もしっかりしてる。
＞周りがそういう人が増えてきて参加した人
一回大きくもうけてしまい、レバレッジが高い。
含みがマイナスになると放置→追証
そういえば、ラジオ日経のプレファイナンシャルボックスで
主婦の自己破産急増！？みたいな事いってました。
ここ最近に円高にいっているのを今までもうけた円で
買い相場とおもって突っ込んでる人も多いと思っていますが、そうも思ってないのが私の考えです。
なんちゃって円安になったあと、深めに円高に行くのではないかと。。。
１ドル＝１００円はちょっと時間がかかるかもしれませんが、
来年にはこの数字を見そうだなぁと想定には入れています。
さのさんの日記毎回ためになるし、勉強になりますね。
m(__)m
コメントありがとうございます。
>明確な価値基準が存在しないものに対して値決めを行っている点で個人的にやりづらいです。
たしかにそうですね。
それに加えて、なんだかんだいって政治的判断をもろに受ける、という点もあると思います。
特に日本の場合は。
明確な価値基準が存在しないからこそ政治的物言いで価値を一変させることができるんでしょう。
それから、相場で負けるのは基本的に
>例外的な期間
このときだと思うんですよね。
１００回に１回の大失敗が相場からの撤退を促すものになってしまうわけで。
だからこそリスクヘッジが大事なわけですが、
株で負け続けているような方がFXをやったとして、しっかりとリスクヘッジをおこなえているか？
という点について疑問に感じてしまうのです。
まぁ、余計なお世話ですけどね。
ありがとうございます。
>相場の参加者(株も為替も)増える＋開かれた環境になるのは悪いことではないとおもっています
これについては僕も大賛成です。
1.しっかりとした教育をベースとして
2.自分の状況に応じたリスクヘッジを行った上で、
3.どんそん相場に入ってきてほしいです！
1と2が重要ですよねぇ。
>外貨投資でリバレッジ低い。
>びびりまくりなので、リスク管理もしっかりしてる。
こういう方は大丈夫でしょう。
ただ、往々にしてこういう方たちに欲目が出てきたときが相場の転換点だったりしますが･･････
1ユーロ151円台まできました。
少し戻したようですが、そこまでは一直線。
誰か、スピード違反で取り締まってください。
為替介入するかな？