三菱電機や地図大手のゼンリンなど6社は、自動運転向けの高精度地図の事業化をめざす新会社「ダイナミックマップ基盤企画」を設立するそうです。
2017年度中をめどに自動車メーカーと共同でデータの仕様をはじめとする標準化を進め、関係機関との調整も担うそうです。
新会社は6月に設立し、三菱電機が18%、ゼンリンと航空測量大手のパスコが17%ずつ、測量システムのアイサンテクノロジーなど3社が6%ずつ出資するそうです。
トヨタ自動車をはじめ主要自動車メーカー9社もそれぞれ3.3%出資し、社長は三菱電機が派遣する予定だそうです。
高精度の地図があることで、自動運転車は高速道路と真下にある一般道の違いを認識できるようになるそうです。
正確な運転には坂道の勾配やカーブの状況が欠かせないほか、信号情報を加えれば、交通状況を先読みして急停止や急発進を防げるようになるようです。
各社は昨年10月、高機能地図の仕様を検討する事業を内閣府から受託し、検証を進めてきており、自動運転システムの実現に加え、防災や社会インフラ関連といった幅広い分野への展開も目指すとのことです。
海外では昨年末、独アウディとBMW、ダイムラーが共同で、地図・位置情報サービス大手の独ヒアを総額28億ユーロ(約3400億円)で買収しており、自動運転技術を巡る企業の開発競争が激化しているようです。
高速道路の真下にある一般道を走っていると、カーナビ上は知らないうちに高速に乗っているケースがよくあります。
そんなのも解消できるんですね。
6503:1,294円、 9474:2,597円、 9232:338円、 4667:6,750円、 7203:5,494円