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投資顧問3万円情報3692 FFRI

3692 FFRI
販売計画が後ズレ
前期赤字に沈むも
今~来期に業績挽回
世界的にもトップレベルのサイバー・セキュリティー・リサーチ能力を基盤に、サイバー攻撃技術を独自の視点で分析、そこから得た知見やノウハウを元に対策製品やサービスを開発、これをクライアントに提供している。
主力製品は「FFR yarai」シリーズ、「FFR yarai脆弱性攻撃防御機能」ほか、セキュリティー分析、セキュリティー研修なども展開。
15年4月に「yarai」シリーズで培ったプログレッシブ・ヒューリスティック技術をもとにマルウェア(※)を検知・防御する個人向けセキュリティソフト「FFRIプロアクティブセキュリティ」の製品販売を開始した。大規模なキャンペーンも実施したが、NTT東日本の取次ぎ販売が4月1日から開始と、価格交渉、販売戦略の関係から大きく後ズレしたことが前期(16年3月期)業績の大誤算となった。
製品の技術の優秀さを武器に、ここまで同社は順調に収益を拡大成長させてきた(営業利益で前期比+50%程度)が、前期は売上は前期比プラスを辛くも守ったが、営業利益段階からの赤字と大きく減益に沈んだ。
前期決算は、売上高9.4億円(前期比+8.2%)、営業利益△3.4億円(前期実績2.5億円)、経常利益△3.4億円(2.4億円)、純利益△3.4億円(1.7億円)、1株当たり純利益△44.1円実績と大きく後退して着地した。
期初の計画では売上高は倍増の18.1億円、営業利益も費用負担が重くなると慎重視だったが2.6億円の横ばい計画だっただけに、経営陣にとってもショックだったことは間違いないところ。
今期(17年3月期)は捲土重来、業績巻き返しが期待できる。
「※マルウェア=不正かつ有害な動作を行う意図で作成された悪意のあるソフトウェア、コードの総称。」
同社の特長は、過去の事例に顕在化した攻撃に対処する「ニーズ型」研究開発ではなく、攻撃者の思考を先回りして将来的に予想される脅威に対抗する「シーズ型」研究開発にある。例えばマルウェア検知ソフトの場合、従来技術では過去のマルウェア検出パターンを記憶させ、これに照合することで検知を行う。たた、これでは未知の攻撃をカバーできず、検出パターンの増加に伴ってシステムに対する負荷も増加するという問題点を抱える。
同社はマルウェアの構造や動作について仮定を立てることで、既知・未知問わず、マルウェアからの攻撃やセキュリティー脆弱(ぜいじゃく)性を狙った攻撃などからの適時防御を可能としている。
同社製品は、過去の大規模な顧客情報・個人情報流出事件の原因となったマルウェアを、ほぼ完全に検知・防御している。現時点で、有効性でトップとの評価が定まっている。直近でも身代金要求ウイルス=ランサムウェア「PETYA」の検体の検知・防御に成功している(4月1日IR発表)。
このため業績改善は、販売活動の進展のみと課題も明確である。
前期の赤字決算の売りは、18日安値4000円を大底に一巡したと見ている。赤字決算のほか、マザーズ指数の調整織り込み分も含めて、軟調局面は一巡、株価には底入れの兆しが見られる。
現状が仕入れ好機と考える。
反騰の最終目標は、今期の業績予想の上限で得られる評価を想定して、中長期で倍増超に設定する。
会社側の今期・通期業績見通しは、売上高11.8億円(前期比+24.9%)、営業利益0.5億円、経常利益0.5億円、純利益0.3億円、1株当たり純利益4.4円見込みとしている。
しかし、市場コンセンサスは、売上高20億円(前期比+110.9%)、経常利益2億円、純利益1.5億円、1株当たり純利益19.1円予想としている。
さらに18年3月期の予想として、売上高30億円(前期比+50.0%)、経常利益8億円(前期予想比+300.0%)、純利益5.5億円(+266.6%)、1株当たり純利益70.3円と長期観測予想をたてている。
これらから、今期中にも同社株価は9000円の高評価を奪回する確度が高い。また中長期の取組みが難しい場合は、6000円付近のリバウンドで利益確定売り→安値局面で買い戻し、左記のサイクルで刻みながら資金を回転させていくことも選択肢になる。
買いメドは4350円程度まで。想定の取り組み期間は中長期。想定目標株価@9000円付近への戻り高値接近を期待する。
一方、損切りについては3570円割り込みでリスク許容に応じて要検討と考える。
中期的に資金を回転させていく場合は、戻り目標を5500~6000円付近として、その株価帯で利益確定売り。安値局面で再取得を繰り返して、大きな相場が戻るのを待つのがいいと考える。
なお、取得株価、想定目標株価、損切りラインなどは、あくまでも参考値としての目安記載であり、投資家個々にリスク許容度などトレードの感覚は異なるため、ご自身の取引ルールやご判断を優先することが大切になる。
(18日終値@4185円に対する目標株価の想定上昇率+115.0%前後。)
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