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ソフトバンク 独り勝ち

今日は総務省が更なる通信料金の値下げを示唆したことで、通信株は大商いでした。

通信大手3社は一瞬で値崩れしましたが、ソフトバンクだけ値を戻しました。
総務省の動向にソフトバンクだけ振り回されない傾向がしばしば見られます。

国内通信事業への依存度
2015年3月期⇒2016年3月期
  93% ⇒   94% NTT
100% ⇒ 100% NTTドコモ
102% ⇒   96% KDDI
  70% ⇒   69% ソフトバンク

決算短信より、営業利益に占める国内通信事業の割合です。
2015年3月期のKDDIは、モンゴルとカンボジアが営業赤字のため国内通信事業の割合が100%を超えていました。
NTTは、不動産事業収入が大きいですが、比率では5%あまりに過ぎません。

通信料金値下げの影響
総務省が通信料金値下げを迫っていますが、通信大手3社でソフトバンクが最も耐性が有るのは明らかです。
むしろ、通信料金が値下りすればビジネス・チャンスとなる事業を多くソフトバンクは抱えています。
とはいえ、国内通信事業に営業利益の7割を依存しているのでソフトバンクにとって通信料金値下げは痛手です。
しかし、手の打ちようが無い他の通信大手2社とは比べものにならない有利な状況です。
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