《独り言》
味の素が決算を公表しています。
印象はポジティブ。
為替リスクは懸念されるものの、
自社株買い実施を公表(上限300億円、発行済み株式総数の2.58%)するほか、
28/3月期の従来配当予想を増配(29/3月期も増配予定)。
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決算ポイントは以下の通り。
①決算は増収増益。
②業績予想は売上高、営業利益ともにほぼ前年並み。当期純利益は減益予想。
当期純利益が減益になるのは、特殊要因の28/3月期の特別利益453億円が剥落するため。
(特別利益:日清味の素アリメントス社の持ち分売却等)
③配当は増配基調の上、自社株買いで株主還元強化。
④AGF社やウインザー社の連結子会社化が売上、利益を押し上げ。
海外の売上高は全体の53.1%。
見通しの為替前提は1ドル=110円であり、保守的とは言えない。
<決算概況>
27/3 28/3 29/3予想
売上高 1,006,630 1,185,980 1,186,000(百万円)
営業利益 74,519 91,045 91,000
当期純利益 46,495 63,592 51,000
配当 24 28 30 (円)
<株価推移>
6カ月株価推移
2年間株価推移
(注)投資判断はご自身でお願いします。