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2月15日の海外株式・債券・為替・商品市場-米国は祝日
2月15日の海外株式・債券・為替・商品市場-米国は祝日
◎ロンドン外為:ドル堅調、ユーロと円に対し続伸-中国発言で混乱沈静
ロンドン時間15日午後の外国為替市場ではドルがユーロと円に対し続伸している。連休明けの中国で当局が人民元を支える姿勢を示したことを受け、米利上げ観測の後退につながっていた世界的な金融混乱が静まった。
ユーロは昨年11月以来の大幅安。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がこの日、物価安定が脅かされれば当局は行動をためらわないと話したことが背景にある。
ロンドン時間午後3時8分現在、ドルは対円で1%上昇の1ドル=114円37銭。12日は0.7%値上がりしていた。ユーロに対しても1%上げ、1ユーロ=1.1139ドル。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%上昇。先週は昨年11月以来の低水準に落ち込んでいた。
◎米国株:プレジデンツデーの祝日で休場
取引は16日に再開される。
◎米国債:プレジデンツデーの祝日で休場
取引は16日に再開される。
◎NY金:プレジデンツデーの祝日で休場
取引は16日に再開される。
◎NY原油(電子取引):続伸、一時30ドル超え-立ち会い取引休場
15日のニューヨーク原油先物市場の電子取引で、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続伸し、ほぼ1週間ぶりに1バレル当たり30ドルを超えた。この日はプレジデンツデーの祝日で立ち会い取引は休場。
アクスポ・トレーディング(スイス、ディーティコン)のアナリスト、 アンディー・ゾマー氏は「年末にかけて供給超過は大きく縮小するだろう。需給動向をみると、原油市場はなんとか貯蔵能力の限界に到達せずに済みそうだ」と電子メールで述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は一時71セント上昇し、1バレル=30.15ドルに達した後、午後1時に1.1%高の同29.76ドルで電子取引を終了した。
◎欧州株:銀行株が急伸、ストックス600指数は2営業日で6%上昇
15日の欧州株式市場では指標のストックス欧州600指数が続伸。中央銀行が追加刺激策を講じるとの見方が広がる中、銀行株と自動車株が引き続き買われた。
ストックス600指数は前週末比3%高の321.76で終了。2営業日での上昇率は6%に達した。イタリアとギリシャの銀行を中心に銀行株指数が上昇、ユーロ安を背景に自動車株も買われた。鉱業株の1月安値からの戻しは20%に接近した。
中央銀行が刺激策を強化するとの見方が強まり、市場のセンチメントを明るくした。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁はこの日、金融混乱で域内の景気回復が脅かされれば、当局は行動する準備があると語った。中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は元相場を支える姿勢を示した。
ミラボー・セキュリティーズ(ジュネーブ)のシニア株式トレーダー、ジョン・プラサード氏は「年初から大きく下げていた欧州のセクターが追い上げている」とし、「中国相場は心配されていたほど下げなかった。弱い輸出データで、中銀がかなり迅速に行動するとの大きな期待が出ている」と語った。
イタリアとスペイン、ギリシャ、ドイツの主要株価指数はいずれも大きく上げた。これら指数の年初来下落率は前週末までで16%を超え、ブルームバーグが集計する93指数の中で最悪の部類に入っていた。
ギリシャのユーロバンク・エルガシアス、ピレウス銀行、ギリシャ・ナショナル銀行は26%強の上げとなったほか、先週に上場来安値を付けたイタリアのモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナは9.2%上昇した。デンマークのダンスケ銀行は6.3%高。同行の時価総額は今年、ドイツ銀行を超えた。クレディ・スイス・グループは2.7%、HSBCホールディングスは1.4%それぞれ上げた。
◎欧州債:高利回り国債が上昇-PIMCOが買い機会と指摘
15日の欧州債市場ではユーロ参加国の高利回り国債が上昇した、これら国債のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は、パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)が投資の好機と指摘する水準から縮小した。
ドイツ10年債利回りを9カ月ぶり低水準まで押し下げた最近の質への逃避への疑問が浮上し、ポルトガル債やイタリア債が買われた。ポルトガル10年物国債利回りは過去2営業日で50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り低下。先週の売りで約2年ぶり高水準まで上昇していた。世界的な株価上昇も、ドイツ債以外の買いを促した。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は15日、金融政策の効果が実体経済に浸透することを金融市場の波乱が脅かす兆候が見られた場合は、ECBは行動すると発言。一段の行動の用意があることを示唆した。これを受けてドイツ国債は一時の下げを消しプラス圏で終了した。また、クーレ理事はドイツ紙ライニッシェ・ポストとのインタビューで「昨年12月時点と比べ、新たな下振れリスク」が見られると語った。
コメルツ銀行(フランクフルト)のシニア金利ストラテジスト、ミヒャエル・ライスター氏は、「少なくとも悪循環は一段落し、利回り上昇とスプレッド拡大の勢いは一服した」と述べた。ドイツ国債利回りの現水準はなお「リスクがなくなった転機だと宣言するには投資家が慎重であることを」反映していると付け加えた。
ロンドン時間午後4時54分現在、ポルトガル10年利回りは前週末比20bp低下の3.54%。11日に2014年3月以来の高水準となる4.53%を付けた後、12日には37bp低下していた。同国債(表面利率2.875%、2026年7月償還)価格はこの日、1.63上げ94.335。ドイツ10年債とのスプレッドは330bp。11日終値では392bpだった。
PIMCOのドイツのポートフォリオ運用責任者、アンドルー・ボゾムワース氏はブルームバーグとのテレビインタビューで「周辺国に関する限り、中核国債に対する利回り上乗せ幅という点で比較的安全だと思う」とし、「最近数日や数週間のスプレッド拡大は、パニックに陥る理由というよりも投資機会だと考えている」と語った。
スペイン10年債利回りは3bp低下の1.71%。ドイツ国債とのスプレッドは147bpとなった。11日には170bpまで膨らんでいた。イタリア10年債利回りは4bp下げた。
ドイツ10年債は前週末比2bp下げて0.24%。一時は4bp上昇した。11日には昨年4月以来の最低となる0.13%まで低下していた。
ブルームバーグ抜粋
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