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千葉県がんセンター、必要がない乳房全摘手術
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必要がない乳房全摘手術
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必要がない乳房全摘手術
千葉県がんセンター、検体取り違えで必要がない乳房全摘手術
フジテレビ系(FNN) 12月26日(土)1時14分配信
千葉県がんセンターが、30代の女性患者に対し、必要がない乳房の全摘手術を行っていたことがわかった。原因は、別の患者との検体の取り違えだった。
千葉県がんセンターの永田松夫病院長は「このような事故を起こしたことを、患者さん、ご家族をはじめ、県民の皆様に深くおわび申し上げます」と述べた。
千葉県がんセンターは25日、会見を行い、信じられない医療ミスを明らかにした。
千葉県がんセンターでは、12月上旬、30代の女性患者に対し、必要がない、乳房の全摘出手術を行っていた。
その原因は、検査結果の取り違えだった。
10月中旬、30代の女性Aさんと、50代の女性Bさんが、同じ日に、乳がんの検査のため、組織の一部を採取した。
しかし、この検体が取り違えられ、Aさんは、Bさんの検体によって、進行したがんと診断され、右乳房全摘出手術を受けた。
しかし、Aさんは、早期のがんだった。
永田病院長は「(本来は全摘の必要はなかった?)その時点での判断では、全摘までやる理由は、乏しかったということです」と述べた。
伊丹 真紀子臨床病理部部長は「(Aさんは結果的に、がんだった?)がんはがんですが、やはり、進行具合が違うというか、早期のがんでした」と述べた。
乳がんによる乳房の全摘出といえば、記憶に新しいのが、女性にとって、乳房の全摘出がどれだけ大きなことなのかを確認させられた、北斗 晶さんの会見。
北斗さんは「何が勇気いるって、この胸がないのを見るのが、何よりも勇気がいることでした。きょうは見よう、きょうは見ようと思っても、なかなかやっぱり見られなくて」と話していた。
一方で、乳がんは、早期発見することで、全摘出しなくても治る可能性が高い病気であるため、早期発見・早期治療を啓発する運動が盛んになっている。
そんな中、早期発見だったにもかかわらず、検体の取り違えで、乳房を全摘出という事態が起こってしまった。
医事評論家の東 栄一氏は「患者は日々新しく来ますが、医療をする側は、いつも同じ流れ作業の中に、陥りやすい。その中で、自覚と責任が希薄になってしまう。その繰り返しがなかったかと考えた。それから、かつて腹腔(ふくくう)鏡手術で事故を起こしている病院であると」と話した。
今回、ミスを犯した千葉県がんセンターでは、2008年から2014年にかけて、腹腔鏡を使った手術を受けた患者11人が死亡した。
そのうち大半は、手術方法の選択などに問題があったなどとする報告書を、2015年7月に第3者委員会が発表したばかりだった。
東氏は「大変な死亡者を出している。だから、医療に対しても、何重にもチェック体制を取るべきであった。どのようなチェック体制をとっていたのかの発表が、会見の中ではなかった。それが不思議な印象ですし、残念」と話した。
永田病院長は「改革を進めている中で起こりましたので、大変重く受け止めて、絶対、再び起こらない体制を整える」と述べた。
千葉県がんセンターは、事故調査委員会を設置し、取り違えの原因を検証する方針。
千葉県がんセンターでは、県民に最適な医療を提供するため、第三者機関である公益財団法人「日本医療機能評価機構」による病院機能についての客観的評価を受けております。
改定された新評価体系のVer6.0で更新審査を受け、平成24年9月7日に認定基準に達していると評価されました。
認定経緯一覧認定日
種別・審査体制区分等
平成14年5月20日Ver.3.1 審査区分 一般病院種別B平成19年4月23日Ver.5.0 審査区分 3平成24年9月7日Ver.6.0 審査区分 3病院機能評価とは病院機能評価とは、厚生労働省や日本医師会などの出資により設立された財団法人「日本医療機能評価機構」が平成9年度から行っている事業で病院の機能を第三者の立場から評価するものです。評価の内容は、「病院組織の運営と地域における役割」「患者の権利と安全確保の体制」「療養環境と患者サービス」「医療提供の組織と運営」「医療の質と安全のためのケアプロセス」「病院運営管理の合理性」の6領域から構成されており、書類による事前審査及び7人の評価調査者(サーベイヤー)による3日間の訪問審査が行われ、合計532項目の審査を受けます。評価の結果、一定の認定基準に達している医療機関に5年間有効の認定証が授与されます。
よくある質問
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電話番号:043-264-5431
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