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修行だと思えば 11月3日(火)22時44分

 11月3日の文化の日。午後、台所で里芋を煮てみる。生家は農家なので、小さい頃から、畑で採れた里芋を食べていた。里芋には髭と泥が付いているので、桶の中に里芋を入れ、水を入れ、木の板でごしごし擦ると、泥と髭が取れて、少しきれいになる。子供の仕事は、そこまでで、次は大人が、芋の皮を、包丁で剥き、それを、うどんの汁に入れて、よく食べたものだ。


今、思い起こせば、醤油と油揚げなどを入れた汁で、おいしいとは言えず、素朴な味しかなかった。それが、この群馬の農家の殆どの夕食だった。うどんといっても、今のうどんとは異なり、うどん粉に水を加えながら、こねて、綿棒で薄く延ばし、それを、麺を切る包丁で、幅1センチくらいの広幅に切り、それを、直接、汁の中に入れたものだ。これを「お切りこみ」と呼んでいた。

群馬の北部は、山間部が多く、田んぼが無いので、麦を作っていた。こんな土地だから、「サンヨー食品」の即席ラーメンや「ペヤングの焼きそば」の工場が出来た素地があったのである。また、近くにはスーパーに出している「ゆで麺」の工場がある。


その里芋を、イカと一緒に煮たかったが、イカが無かったので、ニンジンと一緒に煮た。出し汁に、こぶを入れたいのだが、女房が海藻類は食べないように、医者から言われているので、煮干し粉と、汁の素を入れて味付けした。


その前である。一寸したハプニングに会う。電磁調理器での加熱なので、その間、カボチャを洗ってみようと、水洗いしている隙に、里芋の汁が噴出して、調理器の上に零れた。それからが大変。台布きんで、取るのだが、汁がぬるぬるしていて、とても取れない。布きんを絞ろうとしても、すべって、よく絞れない。ねばねばが布きんの中に留まっていて、取れないのである。なんとか、20分程、費やして綺麗にした。里芋を煮るときには、絶対に目を離してはいけないと思う。この間、気持ちはめちゃめちゃで、いらいらする。

 何とか、落ち着いて考えてみた。里芋を作る間の農家の苦労。それを思えば、このくらいのことで、苦労だと言ってはならない。しかし、最近は主婦から見ると、里芋は敬遠されている。理由は、やはり調理が、今日の様に手間がかかるのである。里芋を煮たのは、今日が初めてでは無いが、今日の里芋は妙に、ねばねばが強かった。秋の採れたてからだろうか。そして考えた。里芋の場合は、沸騰したら、煮汁を一度捨てれば、ねばねばが少なくなるかもと。


 しかし、考えた。これも修行だと思えば、なんともない。体力が落ちているから、大変なのだ。体力を少しでも、増やそう。







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