創価学会 VS 元公明党委員長矢野絢也の訴訟合戦

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創価学会 VS 元公明党委員長矢野絢也の訴訟合戦

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 公明党の元委員長矢野絢也氏が政界を引退し、政治評論家活動を始めたころから、週刊誌、雑誌、新聞、ネットなどのメディアで創価学会と元委員長の折り合いの悪さが報じられることが増えてきたなと思っていたら、最近では、はなばなしい訴訟合戦になっている。

 翔年はこの争いのどちらか一方に加担したいと思っている訳ではない。ただ、創価学会や公明党には、彼らが「キチンと政教分離しており何の問題もない」と主張しているが、「そんなことはあるものか」と絶えず疑いの目で見てきた経緯がある。さらに過去に起こした事件では「言論の自由」や「通信の秘密」や「暴力」などについて、民主主義を破壊する所業の数々が明らかになっているので、創価学会は翔年の大嫌いな三団体の一つだ。(ちなみに、あとの二つは、よく似た体質を持つ社会主義政党、特に共産党と部落開放同盟)

 「政教分離している」と公式に言う創価学会と公明党幹部の争いなので、翔年は事実を確かめつつ、二つの組織が「憲法に違反してことをしている」か、「民主主義を破壊するいかなる体質を持った組織であるか」を、これからジックリ見ていくことにしようと思っている。

 創価学会の説明は必要はないが、元委員長の矢野絢也氏関係については、経歴と最近の動きをリストアップしておいた方が話がしやすいと思われる。


「矢野絢也元公明党委員長関連の最近の動き」
1955年 京都大学経済学部卒業。
1986年12月 第4代公明党委員長就任。
1989年05月 明電工事件で委員長を辞任、最高顧問になる。
1993年 政界を引退。

2000年 大正生命保険から総額80億円を騙し取ったとして逮捕された古倉義彦と矢野元委員長の深い関係が複数のメディアで報じられている。

2007年12月21日 公明党の元国会議員3人(伏木和雄、大川清幸、黒柳明)から名誉毀損で訴えられていた裁判で、東京地方裁判所は矢野に謝罪広告の掲載を命じる判決をだした。
一方、元委員長が元国会議員の3人に対して、自身の手帳の返還を求めた訴訟も併合されていたが、判決では「矢野被告は原告らの求めに応じ、自らの意思にもとづき、本件手帳を交付し、被告矢野宅内を案内したことが認められ」るとして、矢野の請求は棄却している。矢野側はこれを不満として控訴している。(このところは、分かりにくいので元委員長の言い分を後で書きます。)

2008年5月1日 元委員長、奥さん、ご子息夫妻とその三人の娘さんの7人は創価学会を退会した。

2008年5月12日 創価学会と学会幹部を相手取り、「評論家としての活動をやめるよう強要された」として、5,500万円の慰謝料をもとめる民事訴訟を東京地裁に起こした。(これも後で書きます)

2008年5月20日 創価学会副会長の谷川圭樹が「週刊新潮に掲載された記事で名誉を毀損された」として、新潮社と編集長、記事中に登場の矢野を相手に、損害賠償金1,100万円の支払いと、謝罪広告の掲載を求めて東京地方裁判所へ提訴した。

2008年6月13日 民主党や国民新党の議員の呼びかけで、国会内で講演し、証人や参考人として国会証言に前向きな姿勢を示した。 



 ここからは「文藝春秋8月号」の元委員長の告発手記「創価学会が脅えた私の『極秘メモ』を読んだ翔年の感懐です。

 分かりにくいところもありますが、まず元委員長の主張にちょっと耳を貸していただくのが早道です。そしてよく考えて判断をしてみませんか?

1 公明党所属議員の国会議員(衆議院31人、参議院21人)、地方議員はほぼ百%創価学会員で、同党は学会と公式・非公式な意見交換を密接に重ねており、学会の意向が時の政策や政局への対応に反映されることもしばしばある。
 → これは翔年の従来の認識と一致している。「政教分離しており問題ない」という公式見解が嘘であることは誰の目にも明らかです。これは重大で「憲法違反」に当たる。

2 学会は選挙支援を通して公明党の頭越しに直接、他党政治家ひいては政党、行政への影響力を強めてきた。
 → これも翔年の認識と一致する。「政党政治の破壊」ひいては「民主主義の破壊」につながる暴挙だと思う。これを許している自民党も同罪。

3 創価学会と公明党にとって最大の危機となった昭和45年の言論出版妨害事件では、国会で政教一致問題が追及され、池田先生の証人喚問要請もされたが、心血をそそいで防戦に尽力した。
 → ここにおいて、元委員長は「言論の自由」を守ることよりも、創価学会の池田会長を守ることに加担したと何の反省もなく述べている。何たることだ。「言論の自由」を守ろうとしない政治家を国民は許してはならない。元委員長の下にいた元議員や公明党の現職議員はどうなのであろうか? 同じ穴の狢(ムジナ)に見えてしようがありません。念を入れて「これは言論を封殺する人たちの団体である」と言っておこう。

4 なぜ、大切な手帳を無理やりにであれ持ち去られたりしたのか。不思議に思われる方もいるかも知れない。私は過去において、創価学会、公明党による造反者、敵対者への誹謗中傷がいかに執拗かつ激しいものであったかを身を持って体験しているのだ。とりわけ、私の前任の竹入義勝氏、元創価学会顧問弁護士の山崎正友氏、日蓮正宗前管長の日顕師、もと公明党都議会議員の藤原行正氏への攻撃はすさまじく、『政教新聞』などで連載記事、特集記事を組んで批判を継続し、およそ宗教団体、宗教人の発言とは思えないような口汚い誹謗中傷を掲載していた。
 → 翔年は聖教新聞は読んだことがないが、「さもありなん」と思う。ついでにここで言っておきましょう。最初にあげた嫌いな三団体はいずれも似たような体質を持っていることを翔年は小さな体験からよく知っています。

 それにしても「言論妨害事件の顛末」、「学会と共産党とお創共協定の形骸化工作」、「池田名誉会長の女性問題を記事にした『月刊ペン』との裁判」、「国税庁による創価学会への税務調査の内容と経緯」、「竹やぶ金庫事件」など、元委員長があらゆる手(きれいな手ではないと思う)を使って処理した顛末が記録されている手帳を、こうもやすやすと相手の手に渡してしまうとは。翔年にはとても考えられない。大失策だ。

 本来、元委員長はその手帳に基き、自らが犯した不正を謝罪することから始めるべきであった。それを自分のみを守る手談として手元に置き、戦うべき相手の脅しに屈して手渡してしまったのだから、もう勝負あったも同然。今後元委員長が何を言おうとも、ごまめの歯軋りだ。多少のあがきは出来ても、この事件は創価学会の意図する終え方をするだろう。

 矢野元公明党委員長の言う「創価学会が脅えた私の『極秘メモ』」に、今後は元委員長本人がおびえることになろう。裏事情が表に出たら大変だと脅えている自民党の議員や闇の支配者もいるに違いない。
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