NGTNさんのブログ
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週末まとめ -7/12/2008-
1週間のまとめを書いてみます。
★アメリカ
週間では、ダウは-1.7%、ナスダック指数は-0.3%、S&P500は-1.7%の下落率でした。今週は、ダウに続いてS&P500も高値からの下落率が20%を超えベアマーケット入りしました。ダウ、S&P500、FTSE、DAXともに3月安値を下回り、年初来安値を更新しています。今週の株式相場は、政府系住宅金融機関であるファニーメイとフレディマックの資本に対する懸念に振り回されました。また、金融機関の追加損失への懸念が燻り続け、金融株も下落基調でした。バーナンキFRB議長とポールソン米財務長官が、潰れるべき金融機関は他に被害が広がらないようにして秩序だって潰した方が良いといった内容の発言をしたことから、体力的に厳しいと思われるリーマン、メリルリンチ、ワコビアといったところが大きく下落しました。
今週は、6月の小売店売上が発表されました。小売株は、ウォルマートなどのディスカウント店は売上好調なようで、株価も強い動きです(画像2参照)。
大手企業で決算を発表したGEとアルコアは、なかなか良い決算だったようで、株価も比較的強い動きでした(アルコアは、資源価格と全体相場に振り回されていた感じです)。今週来週と、大手企業の決算が相次ぎますので要チェックです。
ファニーメイとフレディマックが国有化されるかどうか、色々と議論されてニュースにもなっていますが、もし国有化された場合、これらのGSEの保有する巨額の住宅ローンのリスクを、米政府が引き受けることになり、その場合アメリカという国の信用度が試されることになります。そのため、金曜日の米国市場では米国債の格下げの可能性が懸念され、米国債価格が下落しました。もし、両社を国有化するようなことになって、その時に米国債が暴落する・・・これが一番やばい展開ではないかと思います。(今のところS&Pは、米政府が両社を管理下に置いたとしても、米国債の格下げにはつながらないと言っています)
ファニーメイとフレディマックへの当面の処置としては、Fedがディスカウントウィンドウを使って貸し出す(Fedが金融機関に公定歩合で直接貸し出す)案が浮上しているようですね。でもこの制度って、資金繰りが困っている時に有効なものであり、現在必要とされているのは毀損した資本に対しての穴埋めでしょうから、効果の程はどうなんだろうって思います。もしかしたら、ろくでもないものを担保にFedが長期間資金を貸し出すってことかもしれません(なし崩し的な公的資金の注入?)。この辺がはっきりしない限りは、ぐずぐずした相場が続きそうです。
現状でのそれぞれの立場の人の見解は、ポールソン⇒救済の必要は無く今のままでやっていける、GSEの監督者⇒両社は十分な資本を有している、シティのアナリスト⇒両社とも売られすぎ、プール前セントルイス地区連銀総裁⇒破たん状態、マーケット参加者⇒さっさと国有化しないとまずい状況キャー怖い! って感じですね
★日本
週間では、日経平均は-1.5%、TOPIXは-0.9%の下落でした。日経平均は5週続落です。最近は、上がる時は上がり続けて、下がる時は下がり続けますね。ドル建て日経平均のチャートを見ると、下抜けるかぎりぎりのところにいます。最近は、ナスダック指数とドル建て日経平均がよく似た動きをするので、この辺も注目したいと思います。
今後の動きとしては、米国債が売られてドルも売られるような展開になると、円高が一気に進むでしょうから日経平均も急落する可能性があります。
決算を発表した小売がいくつかありましたが、やはり高額品や耐久財は不調なようです。好調なのは、生活必需品、PB品、ユニクロなど安くてそこそこ良い品質のもの、といったところ。これは日本もアメリカも同じですね。
★為替
ファニーメイとフレディマックの件でドルが大きく売られました。ユーロ圏の経済指標もいまいちな感じですが、アメリカの住宅・金融に対する懸念が大きいです。
★商品
週の前半は原油は下落しましたが、地政学的リスクやドルが売られたことから週の後半には大きく上昇し、あっさりと高値を更新しました。ゴールドも高くなってきました。ドルに対する不安感が高まっているのでしょう。
★今週の予定
14日(月)
15日(火)
日銀金融政策決定会合(日)
6月生産者物価指数(米)
6月小売売上高(米)
7月ニューヨーク連銀製造業景気指数(米)
バーナンキFRB議長議会証言
インテル決算発表
16日(水)
6月消費者物価指数(米)
6月鉱工業生産(米)
7月NAHB住宅市場指数(米)
6/24-25FOMC議事録(米)
ウェルズファーゴ決算発表
17日(木)
6月住宅着工件数(米)
7月フィラデルフィア連銀景況指数(米)
JPモルガン、メリルリンチ、マイクロソフト、コカコーラ、グーグルなど決算発表
18日(金)
シティグループ決算発表
オフィシャルオフ会の案内が来たので会場のサイトをチェックしてみたら、
バニーも待ってるよ♥
って書いてありました。瓜生社長の趣味でしょうか・・・。
★アメリカ
週間では、ダウは-1.7%、ナスダック指数は-0.3%、S&P500は-1.7%の下落率でした。今週は、ダウに続いてS&P500も高値からの下落率が20%を超えベアマーケット入りしました。ダウ、S&P500、FTSE、DAXともに3月安値を下回り、年初来安値を更新しています。今週の株式相場は、政府系住宅金融機関であるファニーメイとフレディマックの資本に対する懸念に振り回されました。また、金融機関の追加損失への懸念が燻り続け、金融株も下落基調でした。バーナンキFRB議長とポールソン米財務長官が、潰れるべき金融機関は他に被害が広がらないようにして秩序だって潰した方が良いといった内容の発言をしたことから、体力的に厳しいと思われるリーマン、メリルリンチ、ワコビアといったところが大きく下落しました。
今週は、6月の小売店売上が発表されました。小売株は、ウォルマートなどのディスカウント店は売上好調なようで、株価も強い動きです(画像2参照)。
大手企業で決算を発表したGEとアルコアは、なかなか良い決算だったようで、株価も比較的強い動きでした(アルコアは、資源価格と全体相場に振り回されていた感じです)。今週来週と、大手企業の決算が相次ぎますので要チェックです。
ファニーメイとフレディマックが国有化されるかどうか、色々と議論されてニュースにもなっていますが、もし国有化された場合、これらのGSEの保有する巨額の住宅ローンのリスクを、米政府が引き受けることになり、その場合アメリカという国の信用度が試されることになります。そのため、金曜日の米国市場では米国債の格下げの可能性が懸念され、米国債価格が下落しました。もし、両社を国有化するようなことになって、その時に米国債が暴落する・・・これが一番やばい展開ではないかと思います。(今のところS&Pは、米政府が両社を管理下に置いたとしても、米国債の格下げにはつながらないと言っています)
ファニーメイとフレディマックへの当面の処置としては、Fedがディスカウントウィンドウを使って貸し出す(Fedが金融機関に公定歩合で直接貸し出す)案が浮上しているようですね。でもこの制度って、資金繰りが困っている時に有効なものであり、現在必要とされているのは毀損した資本に対しての穴埋めでしょうから、効果の程はどうなんだろうって思います。もしかしたら、ろくでもないものを担保にFedが長期間資金を貸し出すってことかもしれません(なし崩し的な公的資金の注入?)。この辺がはっきりしない限りは、ぐずぐずした相場が続きそうです。
現状でのそれぞれの立場の人の見解は、ポールソン⇒救済の必要は無く今のままでやっていける、GSEの監督者⇒両社は十分な資本を有している、シティのアナリスト⇒両社とも売られすぎ、プール前セントルイス地区連銀総裁⇒破たん状態、マーケット参加者⇒さっさと国有化しないとまずい状況キャー怖い! って感じですね
★日本
週間では、日経平均は-1.5%、TOPIXは-0.9%の下落でした。日経平均は5週続落です。最近は、上がる時は上がり続けて、下がる時は下がり続けますね。ドル建て日経平均のチャートを見ると、下抜けるかぎりぎりのところにいます。最近は、ナスダック指数とドル建て日経平均がよく似た動きをするので、この辺も注目したいと思います。
今後の動きとしては、米国債が売られてドルも売られるような展開になると、円高が一気に進むでしょうから日経平均も急落する可能性があります。
決算を発表した小売がいくつかありましたが、やはり高額品や耐久財は不調なようです。好調なのは、生活必需品、PB品、ユニクロなど安くてそこそこ良い品質のもの、といったところ。これは日本もアメリカも同じですね。
★為替
ファニーメイとフレディマックの件でドルが大きく売られました。ユーロ圏の経済指標もいまいちな感じですが、アメリカの住宅・金融に対する懸念が大きいです。
★商品
週の前半は原油は下落しましたが、地政学的リスクやドルが売られたことから週の後半には大きく上昇し、あっさりと高値を更新しました。ゴールドも高くなってきました。ドルに対する不安感が高まっているのでしょう。
★今週の予定
14日(月)
15日(火)
日銀金融政策決定会合(日)
6月生産者物価指数(米)
6月小売売上高(米)
7月ニューヨーク連銀製造業景気指数(米)
バーナンキFRB議長議会証言
インテル決算発表
16日(水)
6月消費者物価指数(米)
6月鉱工業生産(米)
7月NAHB住宅市場指数(米)
6/24-25FOMC議事録(米)
ウェルズファーゴ決算発表
17日(木)
6月住宅着工件数(米)
7月フィラデルフィア連銀景況指数(米)
JPモルガン、メリルリンチ、マイクロソフト、コカコーラ、グーグルなど決算発表
18日(金)
シティグループ決算発表
オフィシャルオフ会の案内が来たので会場のサイトをチェックしてみたら、
バニーも待ってるよ♥
って書いてありました。瓜生社長の趣味でしょうか・・・。
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オフ会は確か今週末くらいでしたでしょうか?
オフ会後の日記が楽しみです。
NASDAQと日経がまだ3月の安値を割らずに頑張っていますね。
6月中旬のCME日経平均先物建玉は、米国株式先物と違って
LONG超だったようなので換金売りが心配でしたが、そういう
心配は特に必要ナシでした。
円高と原油高がどこら辺で落ち着くのかーー?
原油は150ドルに届かずジリジリ下げていくのが、一番いい
シナリオですが無理でしょうし、ドルインデックスチャートも
何となく危険な感じがします。
土曜日夕刊のインディマック破綻の記事は、私にとってそれなり
にインパクトがありました。
ファニメやフレディの問題も、ここでクライマックス感が出て
米国政府がうまく対応出来れば、結果的にはいい方向にいきそう
ですが、大統領選もあるし難しいタイミング・・・。
米国債の格付けについては、欧州系の格付け会社の動きが気に
なりますが、さすがにやらなさそうに思います。
しかし、まだまだマーケットには怖いネタが転がってました><
安くてそこそこ良い品質のものを売ってるところは調子良さそうですね。円高になっても耐性がありそうですし、ちょっとチェックしておこうと思っています。
オフ会は、今週末ですね。私は、オフ会についての日記を書くつもりはないので、その点はご容赦を・・・。
ナスダック指数と日経平均は、3月安値を起点とすると頑張ってますが、昨年高値を起点とすると、まあそんなに頑張ってない感じで・・・どういうスパンでチャートを見るかによりますね。ただ、最近は相対的に強いのは事実です。
原油の150ドルと、ユーロドルが高値を抜くかは、今月の焦点となりそうですね。いい加減落ち着いてほしいものです。
インディマックは、株価28セントまで下がっていて破綻は時間の問題だったようなので、これをトリガーに金融不安につながるものではないと思いますが、オルトAもやられているのかという再確認になって、住宅市況の低迷が嫌気される可能性はありますね。ファニーメイやフレディマックの問題も、根底にあるのは住宅市場の問題なので、一朝一夕に解決するものではないと思います。
イカのおすしさん、
バニーさんは、普段の日もフロアに1人か2人いるみたいですよ。行ったことのある人が、そう言ってました。
衣食住に関わるもので値段と品質が見合っているものは強いですね。普通に生活していれば、定期的に買わざるを得ないですから。