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データ解析、統計解析の限界(視野、時間軸、気配り)
最近、ビジネスの場でもデータ解析、統計解析が大流行である。
ビジネス書売り場でもそういう本が平積みされ、しかも結構売れてる。
PCの能力が上がり、エクセルも高機能化して普通のPCでデータマイニングも可能になってきた。
2000年以前を知る自分にとっては世界が格段に変わった。
しかし、PCの能力が向上しても変わらないことがある。
それは広く顧客利益、社会貢献を考えないと、ビジネス上のブレークスルーもイノベーションも生まれない点である。 気配り力がビジネスの重要な素養である点は今も昔も変わらない。
これに対し、データ解析、統計解析は、既存のビジネスモデルの改善には有効なものの、新たなビジネスモデルの構築にはほとんど役に立たない
データ解析、統計解析は戦術改善には使えるが戦略を生み出せない。
それはPC、統計解析の限界でもある。
人工知能(AI)の進化はこの状況を変えるか?
変えるかも知れない。
けれど、それはかなり先のことだろう。
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近頃、データ解析の活用が進んできたせいか、小手先の改善、短期的な利益増大を図る改善に走る商売が増えてきた。
それが中長期的な利益の喪失につながることに気が付いてない企業は多い、、そう思える。
(典型的なのは視聴率で頻繁に内容が変わり、打ち切られるドラマなど(笑))
それは企業の収益力=競争力=社会貢献力!をホントに高めているのか?
データ解析結果のビジネスへの反映が中長期的な利益にどう影響を及ぼすか、、時間軸での効果分析
まではなかなか難しい(--;
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戦略なき戦術改善(?)ほど愚かしいことはない、、、利益伸び悩みの繁忙
マクロからミクロを見ないから、ミクロだけに執心するからそうなる(これは投資でも同じ)
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